「圏央道4車線化」いつ実現? 渋滞の久喜白岡付近は2022年度中 埼玉~千葉90kmの見通しも明らかに
圏央道の久喜白岡JCT~大栄JCT間で進む4車線化はいつ完成するのでしょうか。今回、関係者間の会議で各区間の見通しが示されました。
新型コロナが借地協議に影響
圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の久喜白岡JCT~大栄JCT間で進められている4車線化事業について、完成時期の見通しが示されました。
国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本は2022年3月29日、埼玉県・茨城県・千葉県の担当者も交え、1回目の「首都圏中央連絡自動車道4車線化連絡調整会議」をオンライン開催しました。
対象となるのは、圏央道の久喜白岡JCTから大栄JCTまでの区間(92.2km)です。
東北道・常磐道・東関東道を結ぶこの区間は暫定2車線(片側1車線)で開通していますが、東北道と接続する久喜白岡JCT付近では、平日の夕方を中心に慢性的な渋滞が発生しています。
4車線化事業については現在、久喜白岡JCT~大栄JCT間の約8割の区間で工事に着手しているといいます。
このうち、久喜白岡JCT~幸手IC間8.5kmと境古河IC~坂東IC間9.1kmは、2022年度末に4車線化される見込みです。
幸手IC~五霞IC間、つくば中央IC~牛久阿見IC間、阿見東IC~稲敷IC間、神崎IC~大栄JCT間の4区間は、2024年度までの開通を目指し、土工工事・橋梁工事が進んでいます。
しかし一方で、五霞IC~境古河IC間、坂東IC~つくば中央IC間、牛久阿見IC~阿見東IC間、稲敷IC~神崎IC間の4区間は、2024年度までの4車線開通に影響が出ている状況といいます。
これらの区間では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で借地協議に時間を要しており、また、橋梁設計の入札不調などにより架設計画に変更が発生しているとのこと。
このため、事業は2025年度から2026年度までの開通に向けて進めるとしています。
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