今の車にはないシャープなフォルムがカッコイイ! 昭和デビューの1.6リッタークーペ3選

過去に数多く販売されていたにも関わらず、今では絶滅してしまったクルマが、1.6リッターエンジンの国産小型クーペです。1970年代から1990年代にかけて若者を中心に人気を博していましたが、以降は需要の低迷から激減してしまいました。そこで、昭和の時代に登場したシャープなフォルムが特徴の1.6リッタークーペを、3車種ピックアップして紹介します。

昭和の時代に発売された1.6リッターエンジンのクーペを振り返る

 人気となるクルマは時代ごとのニーズによって変化を繰り返しており、現在はミニバン、コンパクトカー、SUV、軽ハイトワゴンが人気のカテゴリーとなっています。

1.6リッターエンジンを搭載し、シャープなフォルムが特徴のクーペたち
1.6リッターエンジンを搭載し、シャープなフォルムが特徴のクーペたち

 その反面、需要が低下してしまったのがセダンやステーションワゴン、そしてクーペです。

 なかでも1970年代から1990年代にかけて若者を中心に人気を集めた小型クーペは、もはや絶滅が危惧されている状況です。

 当時、とくに人気だったのが、1.6リッターのハイスペックなエンジンを搭載したモデルで、各メーカーからラインナップされていました。

 そこで、昭和の時代に登場したシャープなフォルムが特徴の1.6リッタークーペを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「サニー RZ-1 ツインカム」

スラントノーズに直線基調のフォルムが特徴の「サニー RZ-1 ツインカム」

 かつて、日産の主力車種のひとつだった「サニー」は1966年に初代が誕生し、以降は日本を代表する大衆車の1台として代を重ねました。

 そして、1985年に発売された6代目では、当時の流行をキャッチアップした直線基調のシャープなデザインに生まれ変わり、ボディバリエーションは4ドアセダンと2ボックスの3ドアハッチバック、ステーションワゴンをラインナップ。

 さらに、1986年には3ドアハッチバッククーペの派生車「サニー RZ-1(アールズィー・ワン)」が加わり、従来以上に若者にもサニーブランドを訴求しました。

 外観はスラントノーズのフロントフェイスのシャープなウェッジシェイプで、ボディサイドのヘッドライトからテールランプまで続くプレスラインが、より直線基調を強調していました。

 搭載されたエンジンは、1.5リッター直列4気筒SOHCターボと自然吸気でスタートし、発売から数か月遅れて、最高出力120馬力の1.6リッター直列4気筒DOHC「CA16DE型」エンジンを搭載した「サニー RZ-1 ツインカム」がラインナップされました。

 さらに、内外装をよりスポーティにドレスアップした「ツインカム NISMO」バージョンも展開するなど、NISMOブランドによるイメージアップが図られました。

 しかし、1990年に7代目サニーが登場するとボディバリエーションはセダンのみに整理され、サニー RZ-1は一代限りで生産を終了しました。

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●ホンダ「クイントインテグラ」

ウェッジシェイプのボディに全車DOHCエンジンを搭載した「クイントインテグラ」

 ホンダは1980年に、2代目「シビック」と初代「アコード」の間に位置するセグメントのモデルとして、欧州テイストの5ドアハッチバック専用車「クイント」を発売しました。

 しかし、当時の日本では5ドアハッチバックがヒットした試しがなく、さらにスペック的にも特筆するところがなかったことから、人気とはなりませんでした。

 そこで1985年、クイントの後継車である「クイントインテグラ」が登場。全グレードともDOHCエンジン搭載した3ドアハッチバッククーペで、外観はリトラクタブルヘッドライトを採用したショートノーズと低いボンネットが特徴で、リアではサイドに回り込んだラップラウンド・リアウインドウとハイデッキを採用したシャープなウェッジシェイプとなっていました。

 なお、クーペが発売された同年には5ドアハッチバック(全車DOHC)が加わり、翌1996年には4ドアセダン(DOHCとSOHC)も登場。3タイプとも基本的なデザイン共通で、いずれもスポーティなフォルムが採用されました。

 上位グレードの「GSi」と「RSi」に搭載されたエンジンは、「シビックSi」などと共通の1.6リッター直列4気筒DOHC「ZC型」に電子制御燃料噴射装置「PGM-FI」を備えた仕様で、最高出力120馬力を誇りました。

 クイントインテグラはシビック/バラードスポーツ CR-Xとは異なるコンセプトのスポーツモデルとして人気を博し、1989年に発売された2代目では車名が「インテグラ」へ変わるとともに、ホンダ初のVTECエンジンを搭載したことから、FFスポーツカーとしてのイメージをより強固なものとしました。

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●トヨタ「MR2」

日本初のリアミッドシップカーという記念すべきスポーツカーの初代「MR2」

 1980年代のトヨタのコンパクトスポーツモデルというと、1983年5月発売のFR車「AE86型 カローラレビン/スプリンタートレノ」と、1984年10月発売のFF車「カローラFX」、さらに1984年6月に発売された、国産乗用車初のMRを採用した初代「MR2」という駆動方式別の豪華なラインナップが展開されていました。

 なかでもMR2は、ボディがピュアスポーツカーをイメージさせながらも「スポーティコミューター」というコンセプトを採用した斬新なモデルでした。

 MR2の外観はリトラクタブルヘッドライトを採用したシャープな直線基調のウェッジシェイプで、パワートレインや足まわりはFFの「カローラGT」から流用する手法で開発され、価格も比較的安価に設定されました。

 上位グレードの「G」と「Gリミテッド」は最高出力130馬力(グロス)の1.6リッター直列4気筒DOHCエンジン「4A-GELU型」を横置きに搭載し、廉価グレードの「S」は83馬力(グロス)の1.5リッターSOHC「3A-LU型」で、トランスミッションは全グレードとも5速MTと4速ATが設定されました。

 装備が充実したGリミテッド(MT)でも940kgと軽量な車体を実現し、優れた走行性能を発揮。一方で、乗降性も考慮した最適なシートポジションや、2シーターミッドシップながら荷室も十分に確保するなど、実用性も考慮されていました。

 その後、1986年のマイナーチェンジでは最高出力145馬力(ネット)を誇る「4A-GZE型」1.6リッタースーパチャージドエンジン搭載車が追加され、同時にサスペンションセッティングを最適化するなどによって、スポーツカーとしてのポテンシャル向上が図られました。

 初代MR2は「AW11型」という型式から「エーダブ」の愛称で親しまれ、1989年には一気にハイパワー化された2代目にバトンタッチされました。

※ ※ ※

 前出のクイントインテグラといえば、2022年中に北米のアキュラブランドからインテグラが復活することになり、大いに話題となっています。

 現時点では詳細なスペックは明らかになっていませんが、5ドハッチバッククーペのボディを採用しており、3ドアハッチバックを期待していた声もありますが、クイントインテグラの再来といえる面もあるでしょう。

 ただし、アキュラブランドだけあって価格は約3万ドル(約370万円)からと比較的高額で、日本での展開も今のところは不明です。

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1件のコメント

  1. あの頃20歳目前だったけど日産はダメだと言って不人気だったけど。

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