トヨタ5m級ミニバン 新型「グランビア」中国投入へ! どんな巨大トヨタ車として登場する?
「一汽トヨタ」が、全長5mを超えるボディサイズの「グランビア」を中国市場へ投入する見込みです。どのようなミニバンとして登場するのでしょうか。
中国仕様「シエナ」の姉妹車として投入へ
トヨタの中国における合弁企業「一汽トヨタ」から、高級ミニバン「グランビア」が中国市場に投入される見込みであることが、中国工業情報化部(通称:工信部)への届出情報から判明しました。
グランビアといえば、日本では1995年から2002年まで販売されていたトヨタのワンボックスカーとして知られていますが、中国で販売される新型グランビアはどのようなモデルとして登場するのでしょうか。
グランビアという車種名は現在、海外で展開される「ハイエース(300系)」をベースにした乗用モデルの名前として、オーストラリアや台湾など一部地域で使用されています。
一方、中国仕様のグランビアはトヨタ「シエナ」の姉妹車として誕生となります。
トヨタは中国で一汽トヨタのほかに「広汽トヨタ」という合弁企業も展開しますが、広汽トヨタが中国仕様のシエナを取り扱う一方、一汽トヨタはエンブレムや一部デザインを変更した姉妹車としてグランビアを取り扱うと見られます。
ちなみにシエナとグランビア以外にも、日本の自動車メーカーが中国では合弁会社をふたつ以上有する場合は、それぞれの合弁会社から同じ車種を、デザインが異なる姉妹車としてリリースする傾向にあります。
トヨタの例としては、「カローラ/レビン」、「カローラクロス/フロントランダー」、「ハリアー/ヴェンザ」、「クラウンクルーガー/ハイランダー」、「クラウンヴェルファイア/アルファード」などを、それぞれ一汽トヨタ/広汽トヨタで展開しています。
グランビアは、全長5.1m以上という大柄なボディを持ち、搭載されるパワートレインは2.5リッター直列4気筒ガソリン+モーターを採用。シエナ同様、ハイブリッド専用ミニバンとして登場する見込みです。
それではここでクイズです。
中国より先に米国で2020年に発売された現行モデルのシエナは、トヨタの次世代のクルマづくり「TNGA」思想に基づくTNGAプラットフォームを採用しています。
TNGAプラットフォームには、ボディサイズなどに応じていくつかのバリエーションが存在しますが、シエナに採用されているTNGAプラットフォームは次のうちどれでしょうか。
【1】GA-B
【2】GA-C
【3】GA-F
【4】GA-K
※ ※ ※
正解は【4】の「GA-K」プラットフォームです。
GA-Kプラットフォームを採用するほかのトヨタ車の例としては、SUVの「RAV4」や「ハリアー」、セダンの「カムリ」などがあります。
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