トヨタ高級SUVがオーダーストップ!? 「俺のハリアーはどこにいったのか…」 複雑な要素が重なり納車待ち長引く 早く手に入れる方法はあるのか
トヨタ「ハリアー」が、2022年現在オーダーストップとなっているようです。この状況に対して、ユーザーからはどのような声が挙がっているのでしょうか。
オーダーストップの原因は半導体不足?ユーザーは困惑か
トヨタのSUV「ハリアー」は、2022年3月中旬現在ではオーダーストップとなっているようです。
この状況に対して、ユーザーからはどのような声が挙がっているのでしょうか。
ハリアーの現状について、首都圏のトヨタ販売店は次のように話しています。
「ハリアーは現在オーダーストップの状態となっており、いつオーダーが再開されるかはまだ確定していません。
オーダーストップの主な要因は、半導体といった部品が不足していることよって、すでにオーダー済みのお客さまの車両生産に遅れが出ていることが挙げられます。
そのため、一旦オーダーをストップさせていただき、不足部品の確保状況によってオーダーを再開する予定です。
なお、オーダーストップ前は9か月ほどの納期でご案内していましたが、今回のオーダーストップによって多少長引く可能性も出てきております」
販売店のコメントにある部品不足以外にも、新型コロナウイルス感染症の蔓延、世界情勢が不安定など複数の事情が重なることでも生産が遅れているようです。
そのほか、トヨタは生産計画(2022年4-6月)について次のように述べています。
「新型コロナウイルス感染拡大などに伴う部品供給不足による生産計画の度重なる見直しにより、お待ちいただいているお客さまご不便をおかけしております。
これまで、1台でも多く早くお客さまにクルマをお届けすべく、挽回生産に取り組んでまいりましたが生産現場に大きな負担があった反省を踏まえ、現実に即した無理のない計画に見直しました。
また、納車をお待ちいただいているお客さまには改めて心からお詫び申し上げます」
このよう生産上の要因以外に、近い将来ハリアーが一部改良される予定となり、その改良モデルの生産時期などもふまえて調整しているという事情もあるようです。
一部改良の内容は主に法規対応がメインになるといいます。これは2021年6月9日に国土交通省が道路運送車両の保安基準を同日付で一部改正し、バックカメラや後方検知システムといった「後退時車両直後確認装置」の装備を新型車などに順次義務付けると発表したことに関連します。
具体的には、クルマがバックするときの事故を防止するため、車両のすぐ後ろを確認できるカメラや検知システム、ミラーなどの装備を義務化。2022年5月以降の新型車が対象ですが、2024年5月以降は継続生産車も適用となります。
こうした生産や一部改良などの複雑な要素ゆえに納車が長引いている状況について、オーダー済みのユーザーは「俺のハリアーはどこにいったのか…」、「納期延長の連絡きた(泣)」、「受注から180日以上が経過しましたが、まだ納車されません」など、さまざまな声が挙げられています。
納車を待つユーザーの間では「もう少しだと思って頑張りましょう…!」、「私も不安ですが、一緒に待ちましょう」など励まし合う様子も見られます。
なお、購入を検討していたユーザーからは、「ハリアーがオーダーストップって聞いたから、違うクルマ買うことにした」「一旦購入は保留にしました」という投稿もあり、多くのユーザーに影響が出ていることがうかがえます。
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前出の販売店は「かなり数が少なく、希望のモデルではないかもしれませんが、在庫車から購入いただくことも可能です」と話しており、グレードやカラーにこだわりがない人や早期にハリアーを手に入れた人は、在庫車から選択するのもひとつの手といえそうです。
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