新東名4月に延伸! 新秦野ICまでの13kmが開通して東名&国道246号の迂回ルートに!?
新東名高速の伊勢原大山IC~新秦野IC間が4月に開通し、未開通は残すところ延長約26kmのみに。今回の延伸で、どのような機能が期待されるのでしょうか。
伊勢原大山IC~新秦野IC間が開通
NEXCO中日本は2022年2月24日、神奈川県内で建設を進めてきた新東名高速の伊勢原大山IC~新秦野IC間(約13km)が、4月16日15時に開通すると発表しました。
新東名は、既存の東名高速に並行して、神奈川県の海老名南JCTから愛知県の豊田東JCTまでの約253kmを結ぶ高速道路です。
これまで海老名南JCT~伊勢原大山IC間(約8km)と新御殿場IC~豊田東JCT間(約207km)、そして東名と新東名を結ぶ清水連絡路と引佐連絡路が開通しています。
今回延伸する伊勢原大山IC~新秦野IC間は、本来6車線(上下3車線ずつ)で計画されていますが、開通時は4車線(上下2車線ずつ)です。
途中には、秦野丹沢スマートICも開設。上下線ともに出入りが可能で、ETC車載器を搭載した全車種(車長12m以下)が24時間利用できます。なお、ここには秦野丹沢SAも併設されますが、開業時期は未定です。
新秦野ICは国道246号に接続します。ここは将来、東名の秦野中井ICや新東名の伊勢原大山IC、圏央道の圏央厚木IC方面へと至る厚木秦野道路(国道246号のバイパス)が構想されています。
新東名の延伸により、県立秦野戸川公園、丹沢連山、大秦野工業団地、堀山下テクノパークなどへのアクセス向上が見込まれます。
また、並行する東名の伊勢原JCT~大井松田IC間や国道246号が通行止めとなった際の迂回ルートとしても機能します。
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新東名で残る未開通区間となる新秦野IC~新御殿場IC間(約26km)は2023年度の予定で工事が進められてきましたが、2021年12月開催の連絡調整会議でそれが「困難」であることが判明しました。
掘削中の高松トンネルの地質が想定以上に悪く、トンネル内空断面の変形や湧水が発生するなど工事が難航しているといいます。そのため、2023年度の開通は困難な状況であり、工程の精査が必要ということです。
この区間の途中には山北スマートIC(仮称)と小山PA/スマートIC(仮称)が設置されます。
山北スマートICは、東京方面の出入りに限定したハーフインターになる計画です。道の駅「山北」付近に接続します。
小山スマートICは、東京・名古屋両方面に対応するフルインターです。富士スピードウェイや冨士霊園などへのアクセスが向上します。
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