国内自動車メーカー初! 手話で相談が可能に トヨタが「手話通訳サービス」開始
トヨタが、相談窓口で手話通訳サービスを新たに始めました。クルマの購入や使い方などについて手話で相談できます。
聴覚障害のある免許保有者は約4万人
トヨタは2022年2月1日、ユーザー向けの相談窓口に、聴覚や言語に障害のある人を対象とした手話通訳サービスを新たに導入しました。
遠隔の手話サポートサービスなどを展開するプラスヴォイス(仙台市青葉区)の協力のもと、ビデオ通話機能を活用して、手話や筆談でクルマのことを相談することが可能となります。
トヨタによると、手話通訳サービスを導入するのは、国内完成車メーカーでは初です。導入の背景として、これまで聴覚や言語に障害のある人からの問い合わせは、メールやチャット、書面に限定されており不便をかけていたことを挙げています。
また、2008年と2012年の道路交通法改正で、補聴器を用いても免許の合格基準に満たない聴力であっても、条件付きで普通自動車運転免許が取得できるようになったことも挙げられます。
聴覚に障害があり、かつ、運転免許を保有している人は国内におよそ4万人おり(2020年現在)、今後も増加傾向といいます。
対応窓口は「トヨタお客様相談センター」「レクサスインフォメーションデスク」です。スマートフォン用サイトで手話通訳のアイコンをタップするとつながります。受付は年中無休で9時から16時まで。利用料は無料です(通信費は自己負担)。
なお、やり取りはビデオ通話での筆談のほか、従来のメールやチャット、書簡も引き続き利用できます。
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