トヨタ新型「タンドラ」が6000万円超え! 最強オフロード仕様の量産第一号車を米オークションで高額落札!
米国トヨタはトヨタ新型「タンドラ TRD Pro」をバレット・ジャクソン・オークションに出品しました。その後、55万米ドル(約6355万円/手数料込)で落札されましたが、どのような経緯でオークションに出品されたのでしょうか。
トヨタ新型「タンドラ TRD Pro」が6000万円超えで落札!?
米国トヨタは、ピックアップトラックの新型「タンドラ(2022年モデル)」を2021年9月19日(現地時間)に世界初公開しています。
その後、2022年1月末に開催された世界最大の自動車オークションの「バレット・ジャクソン・オークション」に新型タンドラの「TRD Pro」仕様の量産第一号車を出品しました。
果たしてどのくらいの金額で落札されたのでしょうか。
バレット・ジャクソンとは、米国アリゾナ州スコッツデールを拠点とする世界最大級のオークションで、1971年からコレクター向けの自動車オークションとして本格的にスタートしました。
スコッツデール以外にもネバダ州ラスベガスや、テキサス州ヒューストンなどで開催され、2021年で50年の歴史を誇ります。
かつて、米国トヨタは「GR スープラ」の第1号車をバレット・ジャクソンに出品しており、その際は210万ドル(約2億3000万円)で落札されました。(1ドル=109円/2019年1月24日時点)
また、2016年1月にホンダ(アキュラ)の「NSX」第1号車が120万ドル(約1億5000万円)で落札され話題となるなど、バレット・ジャクソンではラインオフ第一号車が出品されています。
今回の新型タンドラでは、「SR」「SR5」「Limited」「Platinum」「1794 Edition」「TRD Pro」「Cap stone」のグレードが展開されています。
そのなかでも、タフな悪路走破を意識したTRD Proと豪華な仕様となるCap stoneの2台がトヨタ米国パラリンピック基金への支援のためにバレット・ジャクソンへ出品されました。
なかでもTRD Proは、標準仕様やキャップストーンとは大きくエクステリアデザインが異なるほか、米国トヨタがSUVやピックアップなどに設定するタフな仕様です。
専用エクステリアを採用TRD Proは、標準仕様がグリルベゼルにメッキ加飾ナノに対してボディ同色に変更されています。
フロントフェイスには大型樹脂製ハニカムグリルやTOYOTAエンブレム、専用LEDを装着することで存在感を示しています。
さらに、悪路走破を重視するためにフロントスタビライザーバー、サスペンションパーツ(レッドペイント)、TRDアルミフロントスキッドプレート、アンダーボディプロテクションなどを標準装備。
足元には、BBS製アルミホイールにファルケン製オールテレーンタイヤを装着することで、オフロード性能の向上されています。
インテリアは、レッドのアクセントを基調とした専用装備が備えられ、ダッシュボードには「TOYOTA」エンブレムが装着されるなど遊び心もあります。
TRD Proのパワートレインは、標準仕様をベースにEV走行などが可能でエネルギー回生など効率的に動力を伝達する「i-FORCE MAX」(最高出力437馬力、最大トルク583lb.ft.)を採用。
足回りには、FOX製インターナルバイパスショックを装着することで、フロントを1.1インチリフトアップしているほか、リザーブタンクにオイルを貯めることで、過酷な環境下でのオフロード性能を向上させています。
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このような新型タンドラ TRD Proですが、バレット・ジャクソンに出品されたラインオフ第一号車は、55万米ドル(約6355万円/手数料込)で落札されました。
米国トヨタの副社長兼ゼネラルマネージャーであるデビッド・キリスト氏は「世界最大のコレクターカーオークションの50周年を記念して、2022年のバレットジャクソンオークション(スコッツデール)に2台の新型タンドラを持ち込めることをうれしく思っています」とコメント。
今後、TRD ProとCap stoneは2022年春頃に落札者へ納車される予定だといいます。
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