兄弟車トヨタ「アイゴ」はどうなる!? 欧州でシトロエン「C1」の生産が終了 今後はEVにシフト

欧州で人気のAセグメントコンパクトカー、シトロエン「C1」の生産終了が決定しました。トヨタ「アイゴ」やプジョー「108」の兄弟車なので、この2車種も生産終了しそうです。

全長3470mmの人気コンパクトAセグメントハッチバック

 ステランティス傘下のブランド、仏シトロエンは2022年1月27日、同ブランドの乗用車でもっともコンパクトなモデル「C1」の生産を終了すると発表しました。

生産終了が発表されたシトロエン「C1」
生産終了が発表されたシトロエン「C1」

 C1は、2005年に当時のPSA(現ステランティス)とトヨタ自動車が合弁会社TPCAを設立、チェコにあるコリン工場で生産されたモデルです。全長3435mm(初代C1。現行型は3470mm)とコンパクトなボディでも大人4名が十分に座れる室内空間を実現。2014年には2代目に進化、3ドア/5ドアモデルに加え、800mm×760mmという広大な電動キャンバストップを持つ「Airscape(エアスケイプ)」を用意。現在までにあわせて120万台以上が生産されました。

 シトロエンのモデルらしく、3つのルーフ色を含む多彩なツートーンボディカラーなど多くのカスタムを提供。また雑誌「エル」やファッションデザイナーのジャン・シャルル・ド・カステルバジャックとコラボレーションした特別仕様車を発売するなど、ファッションとの親和性も打ち出しました。

 シトロエンは今後、C1に代わる手ごろな価格のモビリティとして、2シーターEV「ami(アミ)」 を提供していくという考えを示しています。

 アミは2020年7月にフランス本国で発売された100%電気自動車で、ボディサイズは全長2410mm×全幅1390mm×全高1520mmというモビリティです。

 搭載されるモーターの最高出力は6kW(約8.2馬力)で、リチウムイオンバッテリーは5.5kWh。これにより、最高45km/hでの走行と、最大航続可能距離70kmを達成しています。

 アミの最大の特徴は、フランスでは運転免許を必要としない超小型四輪だということです。アミのような超小型車(50ccエンジンカーに相当する)は、フランスにおいては1987年12月31日までに生まれた人は、運転免許無しでも運転できます。

 また1988年1月以降に生まれた人は、検定に合格するともらえる交通安全証明書(AMライセンス)を所持することを条件に、こちらも運転免許無しで運転可能です。AMライセンスは14歳から取得可能なため、フランスではアミは14歳から運転することが可能となっています。

※ ※ ※

 今回、生産終了が発表されたC1の兄弟車には、トヨタ「アイゴ」およびプジョー「108」の2台があります。

 アイゴおよび108の生産終了は、欧州トヨタやプジョーブランドからは発表されていません。

【画像】どう違う!?シトロエン「C1」の兄弟車 トヨタ「アイゴ」とプジョー「108」を画像で見比べる(27枚)

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1件のコメント

  1. そんな朝鮮語の車は日本には売ってないから知ったこっちゃない

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