見た目がカッコイイだけじゃない!? アグレッシブな最新スタイリッシュSUV3選

2022年も人気をキープしそうな勢いのSUVですが、その主役は「クロスオーバー」と呼ばれるオンロード性能を重視したモデルです。さらにクロスオーバーにはスタイリッシュなフォルムのモデルが数多く存在。そこで、見た目もメカニズムもアグレッシブな最新SUVを、3車種ピックアップして紹介します。

アグレッシブなデザインの最新スタイリッシュSUVを振り返る

 近年、日本のみならず世界的に高い人気を誇っているクルマといえばSUVです。もはや「SUVブーム」といっても過言ではありませんが、2022年もまだまだ勢いが止まることはないでしょう。

スタイリッシュなボディをまとう最新モデルのSUVたち
スタイリッシュなボディをまとう最新モデルのSUVたち

 そんなSUVには、さまざまなセグメントの車格やボディタイプ、ジャンルがあります。

 なかでも各メーカーとも主力となっているのが、オフロード性能よりもオンロード性能を重視した「クロスオーバー」と呼ばれるタイプで、数多くのモデルがラインナップされています。

 さらに、クロスオーバーには秀逸な外観デザインのモデルや、見た目だけでなくメカニズム的にも先進的なモデルも存在。

 そこで、アグレッシブな最新スタイリッシュSUVを、3車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「bZ4X」

トヨタが満を持して発表したピュアEVでアグレッシブなデザインが印象的な「bZ4X」

 トヨタは2021年10月29日に新型電動SUV「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の日本仕様を公開しました。なおbZ4Xは、トヨタbZ(beyond Zero=ゼロを超えた価値)シリーズの第1弾となるモデルです。

 ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm(アンテナ含む)と、「ハリアー」に近いミドルクラスSUVにカテゴライズされます。

 スバルと共同開発したBEV専用プラットフォームの採用によって、低重心化と高剛性化がはかられました。

 外観はグリルレスで薄型のLEDヘッドライトを配置した精悍なフロントフェイスに、極端にリアゲートが傾斜したクーペスタイルを採用。また、ボディサイドの複雑なプレスラインによって、切れと立体感のあるサイドビューを演出しています。

 斬新なスタイリングですが同じく内装もアグレッシブで、フードを取りさらった液晶モニターのメーターまわりが新たなデザインの方向性を示し、さらに「ステアバイワイヤシステム」を導入したグレードでは、飛行機の操縦桿のようなステアリングホイール「ワンモーショングリップ」が装着されており、これはステアリングの舵角を、持ち替え不要とした約±150°に設定したことで実現しました。

 モーターの出力は2WDが204馬力、4WDが218馬力とパワフルで、さらにモーターの特徴である発進時から最大トルクを発揮する特性から、シャープな加速が期待できるでしょう。

 走行用バッテリーは容量71.4kWのリチウムイオン電池を床下に搭載し、1充電の走行可能距離はWLTCモードで2WDが約500km、4WDが約460kmと、ロングランを可能としています。

 bZ4Xは2022年年央から、世界各地で発売される予定です。

●ホンダ「ヴェゼル」

ホンダ製SUVではトップセラーでスタイルと経済性に優れた「ヴェゼル」

 2013年に登場したホンダ初代「ヴェゼル」は、都会的なデザインとコンパクトなボディ、優れた走りと経済性によって、4度のSUV年間販売台数ナンバー1を獲得するなど大ヒットを記録しました。

 そして2021年4月には、初代のコンセプトを受け継ぎながらも大きく進化を果たした2代目が発売されました。

 外観は大きく傾斜させたリアハッチによってクーペSUVのスタイリングをより明確化し、スポーティさと上質感を高めたデザインに一新。

 ボディサイズは全長4330mm×全幅1790mm×全高1580-1590mmと比較的コンパクトなサイズで、日本の道路事情にもマッチしているといえるでしょう。

 また、フロントフェイスには薄くシャープな形状のLEDヘッドライトに、ボディ同色のルーバーグリルを装着しており、あえてメッキ加飾を抑えたことが斬新です。

 パワーユニットは最高出力106馬力の1.5リッター直列4気筒エンジンに131馬力のパワフルなモーターを組み合わせた2モーターハイブリッド「e:HEV」と、118馬力の1.5リッター直列4気筒ガソリンの2タイプを設定。なかでもe:HEVはバッテリーのセル数を増やしてモーター出力を上げたことから、SUVにふさわしい力強い走りを実現しています。

 グレード構成は、ガソリン車が1グレード、ハイブリッド車が3グレードを展開。駆動方式は2WDと4WDが設定され「e:HEV PLaY」グレードは2WDのみです。

 なお、2021年10月に中国でヴェゼルベースと思われるBEVの「e:NS1」と「e:NP1」が発表され、2022年春に発売予定となっており、日本でもヴェゼルEVの販売が大いに期待されています。

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●マツダ「CX-30」

上質なデザインのボディに先進的なパワーユニットを搭載した「CX-30」

 マツダは2012年に初代「CX-5」を発売し、いわゆる「フルスカイアクティブ」の第1弾として、現在、同社の主力となっている「CX」シリーズの基礎となりました。

 そして、2019年10月には新世代のSUVとして「CX-30」が誕生。伸びやかで妖艶な美しさとSUVらしい力強さを融合したSUVとして、世界でもっとも権威のあるデザイン賞のひとつであるドイツの「レッド・ドット賞」を受賞するなど、スタイリングが高く評価されました。

 ボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mmと、「CX-3」と「CX-5」の中間に位置し、市街地でも取り回しやすい全長と多くの機械式立体駐車場に対応した全高によって使い勝手を重視。

 パワーユニットは3タイプあり、最高出力156馬力の2リッター直列4気筒ガソリンと、130馬力の1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボ、そして190馬力を発揮する2リッター直列4気筒マイルドハイブリッドの「SKYACTIV-X」です。

 SKYACTIV-Xは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの特徴をあわせ持つ革新的な燃焼制御技術「SPCC(火花点火制御圧縮着火)」を実現した世界初のパワーユニットで、パワフルな走りと低燃費を両立しています。

 駆動方式はすべてのパワーユニットで2WDと4WDが選択でき(「X Smart Edition」は2WDのみ)、トランスミッションは6速ATのほかに、ディーゼルモデル以外では6速MTも設定。

 なお、2021年末には中国でBEVの「CX-30 EV」が発売されており、ヴェゼルと同じく日本での販売が期待されます。

※ ※ ※

 前述のとおり、現在、各メーカーの主力SUVはクロスオーバーですが、2022年のトレンドになりそうなのが「オーバーランド」です。

 オーバーランドはクロスオーバーをベースに悪路走破性を高めた仕様で、すでにアメリカでは人気を博しています。

 大自然を満喫しながら移動を楽しむ旅を「オーバーランディング」と呼び、それにマッチしたモデルとしてオーバーランドが誕生しました。

 クロスカントリー4WD車ほどハードではなく普段使いに適しており、今後は日本でも注目されそうです。

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1件のコメント

  1. 最近のトヨタの戦隊ものに登場するようなデザインとCピラー付近の後方視界の劣悪さで買う気にもならん。
    私の世代ならウルトラセブンのポインターを思い出す。
    これで格好良いと言う基準が理解出来ないんだけど。ナントカレンジャーが好きなのか?
    因みにウチの息子はダイレンジャーの大ファンだった。

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