光岡、霊柩車発売 海外輸出も 国内乗用車メーカー初

光岡自動車が新型霊柩車を発表。国内乗用車メーカーでは初めて、当初から霊柩車として生産する製品を手掛けることになります。

ハイブリッドも設定 葬儀ニーズ変化に対応

 富山県の自動車メーカー、光岡自動車が2015年11月30日(月)、霊柩車「ミツオカリムジンタイプV」「リューギセンターストレッチリムジン」を発表しました。12月8日(火)より全国で一斉発売されます。

 同社によれば、乗用車メーカーとして公に霊柩車を生産販売している会社は現在、国内には存在しないとのこと。また同社にとっても、他モデルからの改造ではない、当初から霊柩車として生産する製品を手掛けるのは初めてのことです。

 今回発表された2車種は、近年多様化する葬儀形態や様式に対応した新型の霊柩車だといいます。

「ミツオカリムジンタイプV」は、「尊厳ある終焉を格別な畏敬の念でお見送りする」というコンセプトで開発され、車両本体価格は750万6000円(税込)から。

 一方「リューギセンターストレッチリムジン」は、女性でも運転可能な車輌寸法(全長5105mm、全幅1695mm)が特長。変わりゆく葬儀様式とニーズをふまえて、車両本体価格は570万2400円(税込)からと霊柩車としては手頃な価格帯に抑えられ、ハイブリッド車も設定されます。

 なおこの新型霊柩車は、同社製品の特徴である「職人の手作業」により1台ずつ生産され、「海外への輸出も試験的に開始し、市場性を分析しながら拡販してゆく予定」としています。

【了】
提供:乗りものニュース

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