ホンダ新型SUV「ZR-V」は2022年に登場か ミニバン&SUVで巻き返し図る? 販売終了ラッシュの影でどう動くのか

2022年はステップワゴンにシビック!? 目玉は新型SUVの登場か

 一方、2022年にフルモデルチェンジが予定されているものもあります。

 新型ステップワゴンは2022年1月7日にジャパンプレミアし、同年春に発売を予定しており、その後は堅調な売上が期待出来ます。

 1996年の発売以来、25年以上にわたってホンダの国内販売を支えてきた主力モデルのフルモデルチェンジだけにユーザーの注目度も高く、2022年におけるホンダの国内販売を占う重要なモデルとなることは間違いないでしょう。

 また、2021年に新年シビック(ハッチバック)が発表された際、2022年にハイブリッド車と高性能モデルのタイプRが2022年に導入されることが明らかになっています。

2022年1月7日にジャパンプレミアされた新型「ステップワゴン」
2022年1月7日にジャパンプレミアされた新型「ステップワゴン」

 ただ、近年世界的なトレンドとなっているSUVのラインナップが弱い点は、深刻な問題といえます。

 最近の国内市場では、ヴェゼルとCR-Vという2モデル構成でしたが、CR-Vが報道どおりに販売終了すれば、SUVはヴェゼルのみとなってしまいます。

 一説には、全長4m級のトヨタ「ライズ」のようなコンパクトSUVが新型モデルとして、さらに中国で発表されたCR-V PHEVが日本に導入されるのではないかといわれているようです。

 なお、新型コンパクトSUVに関しては、2021年11月11日にインドネシアで世界初公開された新型「SUV RS CONCEPT」が「ZR-V」という車名で登場するともいわれており、これが日本に来る可能性もあり得るかもしれません。

 SUVは、ほかのボディタイプよりも利益率が高くなりやすいことから、メーカーにとっても必要な存在です。

 また、「軽自動車が多く売れることはうれしい一方で、『ホンダ=軽自動車メーカー』というイメージができつつあり、今後ビジネス上の課題となることは明らか」という業界関係者からの指摘もあるといいます。

 これからもホンダは「フルラインナップメーカー」としてのポジションをキープするためにも、SUVを中心とした上級モデルの拡充は必要不可欠と考えられます。

※ ※ ※

 2040年までに、すべてのモデルを電気自動車(EV)か燃料電池車(FCV)にするという目標を掲げているホンダ。

 最近の「生産終了ラッシュ」は、電動化に向けた布石のひとつと考えられますが、その一方でいま現在はガソリン車が優勢なのも事実です。

 将来と現在という、ふたつのニーズの折り合いをどのようにつけていくのかが今後のホンダには求められます。

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2件のコメント

  1. ジェイド、グレイス、シビックセダンの生産終了は、2019年ではなく2020年ですよ。

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

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