ホンダ新型SUV「ZR-V」は2022年に登場か ミニバン&SUVで巻き返し図る? 販売終了ラッシュの影でどう動くのか
近年のホンダは、毎年のように複数モデルの生産終了をアナウンスしています。果たして2022年のホンダはどのような動きとなるのでしょうか。
「フルラインナップメーカー」のホンダ…2022年はどうなる?
軽自動車からスーパースポーツまで、バラエティ豊かなラインナップを持つホンダですが、実際には多くのモデルが販売終了となることが明らかとなっています。
2022年のホンダはどのようなラインナップとなるのでしょうか。
ホンダは以前から「フルラインナップメーカー」と称されるように、バラエティ豊かなラインナップを持っていることが魅力のひとつでした。
実際に、ホンダの公式サイトを見ると、軽スポーツカーの「S660」や高級セダンの「レジェンド」、スーパースポーツの「NSX」など、2022年1月現在で30ものモデルがあると記載されています。
しかし、さらに詳しく見ると、上記3台はすでにオーダー受付を終了しており、事実上新車購入が難しい状態となっています。
2020年には「ジェイド」「グレイス」「シビックセダン(後継はハッチバックのみ)」、2021年には前述のレジェンド、「クラリティ」そして、ミニバンブームの一翼を担った「オデッセイ」も2021年12月に国内モデルの生産を終了しました。
また、2022年3月にS660、12月にNSXの終了がアナウンスされているほか、一部報道では「シャトル」「CR-V」「インサイト」といったモデルも2022年内の生産終了が報じられています。
さらに、もともと販売台数がそれほど多くない「アコード」や「ホンダe」などを除けば、現在ホンダの主力車種と呼べるのは、「フィット」「フリード」「ヴェゼル」「シビック」「ステップワゴン」、そして軽自動車の「N」シリーズです。
2021年12月に電動パーキングブレーキを搭載する商品改良をおこない、もはや死角なしとなった「N-BOX」シリーズや、同年4月にフルモデルチェンジを果たしたヴェゼルは、今後も安定した販売が期待できそうです。
一方、2021年にフルモデルチェンジをおこなったシビックは、当面の間堅調な販売が予想されますが、月間販売台数目標が1000台ということを考えると、60万台規模であるホンダの国内年間販売台数への貢献はそれほど多くはなさそうです。
さらに、Nシリーズに需要がとられているフィットも、決して好調とはいえないのが実情です。
このように、一見すると多くのモデルがラインナップされているホンダですが、「売れ筋」と呼べるモデルはそれほど多くはないという見方も出来ます。
ジェイド、グレイス、シビックセダンの生産終了は、2019年ではなく2020年ですよ。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。