アウトドアブームで三菱「デリカD:5」に熱視線!? SUV全盛期にあえてオフロードミニバンを選ぶ理由とは
アウトドアブームで脚光を浴びるデリカD:5
実際にSUVからデリカD:5に乗り換えたMさん(30代・男性)に、なぜ選んだのか理由を聞いてみました。
「もともと山登りが趣味だったのですが、新型コロナ禍で楽しめるレジャーとしてさらにアウトドア志向が強まっていました。
そこで家族とキャンプに出かけるようになり、子供も大きくなって荷物も増えたし、SUVではキャパオーバー気味になってきていたことから、本格的な4WD性能を持つクルマとしてデリカD:5を選びました」
やはりデリカD:5の人気には、現在のアウトドアブームが影響しているようです。
SUVは機動性に優れるものの、2列シートで乗車定員は5名。一方、デリカD:5は3列シートで乗車定員7名/8名を確保しています。
さらに、電子制御4WD機構「AWC」を搭載し、シャシには「リブボーンフレーム」と名付けられた肋骨のような環状型構造を採用して堅牢なボディを形成。本格的な悪路走破性と快適性を両立しています。
「デリカD:5はミニバンというより、3列シートのクロカンを購入した感覚に近いです。
街中でも高いヒップポイントで視界も良好で、小回りこそ利きませんが取り回しに苦労するほどのサイズでもありません。
新しい顔(ダイナミックシールド)のお陰でファミリー臭も薄れているので、1人で乗っていても違和感はないです」(Mさん)
また現在のモデルでは、「衝突被害軽減ブレーキ」や「車線逸脱警報システム」、「誤発進抑制機能」や「レーダークルーズコントロール」といった、先進安全装備も標準搭載。見た目だけでなく中身もきちんと現代用にアップグレードされています。
「インテリアはそれなりに高級感もありますし、ディーゼル特有のガラガラ音もあまり気にならないです。ただ2.2リッターで乗り出し500万円前後はちょっと高いですけどね」(Mさん)
それでも、都市型クロスオーバーSUVよりはるかに「RV感」があってかなり満足度は高いとMさんはいいます。
また、デリカD:5は中古車市場でも人気が高く、下取りも期待できる優良モデルでもあるのです。
そんなデリカD:5は、カスタムのベース車両としても人気を集めています。
デリカD:5はどんなカスタムが人気なのでしょうか。四駆事情に詳しい業界関係者Y氏に聞いてみました。
「最新モデルはさらに高級感と快適性が向上していますが、やはりオフローダーとしての資質は隠せないですよ。
ユーザーのカスタム傾向も、スキッドバー+ルーフラック+リアラダーといった定番スタイルは根強い人気です」
また、クロスオーバーSUVはエアロパーツやローダウンなど低く見せるカスタムが人気ですが、デリカD:5はその真逆。標準装備の18インチタイヤをあえて16インチにインチダウンし、ハイトの高いオフロードタイヤを履かせるのが人気のようです。
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デリカD:5のミニバンとしての実用性とオフローダーとしての悪路走破性は、現在のアウトドアブームに求められる要素。1周回ってデリカD:5のコンセプトが再びウケているのも納得です。
しかもオーナーはデリカD:5への愛着心が強いことも実感しました。それだけ魅力的なモデルであることが、超ロングセラーの理由なのかもしれません。
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