トヨタ新型「bZ4X」&「センチュリーGRMN」共演!箱根駅伝盛り上げる今年のトヨタ車がスゴい!

サプライズは新型bZ4Xだ! SNSでは「知らないトヨタ車」と話題に

 そして、審判員を乗せる「大会本部車」には、事前発表なしのサプライズカーが務めました。

 それはトヨタ初の量産BEVとなる新型「bZ4X」です。

 2021年4月に世界初公開されているとはいえ、正式発売前のモデルをサラッと走らせてしまうトヨタは何とも太っ腹です。

 ちなみにトヨタのオフィシャルTwitterでは、1月2日に次のようなツィートをしています。

「今日から2日間開催される箱根駅伝がいよいよスタート。

 私たちトヨタ自動車は第98回 #箱根駅伝 を応援します。

 『大会本部車』として箱根駅伝をサポートしています #bZ4X #初走行 #トヨタ#感動のエールをつなごう」

「bZシリーズ(beyond Zero=ゼロを超えた価値)第一弾bZ4X は、これまでにないワクワク感、走りの魅力、安全安心にこだわったSUVタイプのBEV」

新型「bZ4X」の後方を走る「センチュリーGRMN」
新型「bZ4X」の後方を走る「センチュリーGRMN」

 実は日本の道を走る新型bZ4Xという意味では今回が初。

 ナンバーは「豊田300み7186」ですが、技術部が所有する試験車両が使用されているようで、ナンバーの数字にはとくに意味はないそうです。

 さらに「ナンバーが付いている=国交省の認可が下りた」と予想できますが、そこから逆算すると正式発売はかなり間近といえそうです。

 ボディカラーは「グレー」とこれまでメディア向けやS耐最終戦(岡山)で公開されたプロトタイプと同じですが、実はホイールサイズがこれまでお披露目されたモデルとは異なります。

 これまでお披露目されたモデルは20インチ(235/50R20)が装着されていましたが、今回のモデルには18インチ(235/60R18)を装着。

 ある関係者によると「実はタイヤで車両の性格を少し変えています。20インチは操安性を重視、18インチは電費を重視しています」と。

 ちなみに現在公開されている航続距離(日本仕様・社内測定値)はFF車が500km前後、4WD車が460kmとありますが、この値はどちらのタイヤなのか気になるところです。

 ちなみに箱根駅伝の総距離は217.1kmなので、電費に厳しい箱根区間を走ったとしても航続距離的には余裕であるのはいうまでもないでしょう(恐らく、用心のために充電していると思いますが)。

 ちなみにTwitterではトレンドキーワードになるほどで色々な意見が飛び交っていましたが、「TVを見ていて気になった」、「めちゃ興奮した」、「いいじゃないですか」、「走っていても違和感なかった」、「モーター音は全然聞こえなかった」と“賛”の声が多いように感じました。

 なかには「悪いけどbZ4Xしか見てなかった」という人も。

 この辺りは2021年末におこななわれた「BEV戦略に関する説明会」の影響が今回の注目度や関心の大きさに繋がったと筆者(山本シンヤ)は思っています。

 一般的にスポーツと走行中に排気ガスを出さないBEVとは親和性が高いといいます。

 となると、2023年の箱根駅伝ではbZ4Xが運営管理車に昇格する可能性もあるかもしれません。

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Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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1件のコメント

  1. 復路も終盤になると
    各大学関係者随伴用の白アルファードだけしか
    ほとんどテレビに映らなくなったような・・・

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