「大雪に注意!」 備えておくべき準備&装備を徹底解説! もし雪道を運転するなら準備万全に!

降雪時は視界も大切! 事前に出来ることは?

 降雪地帯のドライブにおいて、もっとも重要なのは「滑らない」ということへの対策ですが、同時に視界の確保も大切な準備です。

 何はともあれ、家でやっておきたいのが、フロントガラスの清掃です。車外側は綺麗にするだけでなく、油膜取りを十分にしておきましょう。油膜が付いていると凍結しやすく、霜取りが面倒になります。

 油膜を落としておいても凍結することはあるので、解氷剤やスクレーパーの準備も忘れないようにしましょう。

 解氷剤を用意するのが手っ取り早いですが、代用品として燃料用アルコールも使えます。

 スプレーボトルに燃料アルコールを水で1/3くらいに希釈したものを入れ、これを吹き付ければ十分に解氷することができます。あまり水で薄めすぎると効果がなくなり、しかも現地で凍結するので注意しましょう。

 凍結防止には、ガラス撥水剤も有効です。ウォッシャー液タイプでもOKですが、塗り込むタイプのほうが効果は高いようです。

 走行中の雪も付着も大幅に減りますので、ぜひ試してみてください。ちなみにサイドドアミラーやリアウインドゥも十分に油膜を落とした後、ガラス撥水剤を塗っておきましょう。

 霜取り用スクレパーは専用品が販売されていますが、いらなくなったプラスチック製のポイントカードを斜め半分にカットしたもので代用できます。

 ただし、積もった雪にはスノーブラシが有効です。SUVやミニバンなど、車高が高いクルマに屋根の雪降ろしも含めて必需品になります。

 車内側の窓は、家庭用のガラスクリーナーで清掃しましょう。

 きれいになったら、結露防止剤や曇り止め剤を塗っておくとさらに効果が高まります。

 現地では、靴に付いた雪を十分に落としてから車内に入ると、凍結や曇りを抑制することができます。

 ちなみに、車内にマイクロファイバー製のタオルや、キッチンペーパーを用意しておくと、ガラスやサイドミラーの結露、ヘッドライトの汚れをサッと取り除くことができます。

ルーフの雪下ろしをするときは雪を横に落とすことが推奨される
ルーフの雪下ろしをするときは雪を横に落とすことが推奨される

 ウォッシャー液のチェックも忘れずに。低温に地域に行く場合、ウォッシャー液は原液で入れるのがセオリー。

 水で薄めてしまうと、凍結して出なくなることがあります。すでに希釈された液がタンクに入っている場合は、可能な限り原液を足していきましょう。

 さて、視界の確保という点で、ぜひ用意していただきたいのが、スノーワイパーブレードです。

 通常のワイパーは、気温が零下近くになると可動部が動かなくなってしまいます。

 また拭き取るゴム部分が硬化して、まったく雪を拭き取らなくなり、最後にはアイスキャンディのようになってしまうのです。

 スノーワイパーブレードは可動部をゴムで覆い、さらに低温でも硬化しない拭き取りゴムを使うことで、窓の雪を強力に取り除いてくれます。

 それでも激しい降雪の場合は、ワイパーブレードが雪で固まってしまう場合があるので、そのときは手で雪を取り除いてあげましょう。

 事前に被覆ゴムや拭き取りゴムの根元に、シリコンを塗っておくと、凍結しにくくなります。最近では、シリコンゴムを使ったブレードも販売されています。

 ちなみに、窓ガラスを常にクリアにしておくコツとしては、フロンガラスの直上の屋根の雪をマメに取り除いておくことです。

【画像】冬の走行時には「雪爆弾」に注意! こんなに積もるの? 「雪上2階建てバス」がスゴい!(28枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2 3

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー