「大雪に注意!」 備えておくべき準備&装備を徹底解説! もし雪道を運転するなら準備万全に!
準備して損はなし! ある便利なアイテムとは
雪道に行く場合、まだ準備が不十分です。
必ずしも使うとは限りませんが、こんなものを持って行くと便利だというモノを挙げていきます。
まず必需品が手袋です。軍手などと書いている場合がありますが、低温下で濡れた軍手は悲惨。スキー・スノーボード用の使い古しのグローブや、農業用の冬用ビニール手袋など、防水性と保温性のあるものを用意しましょう。
カッパの上下もあると、チェーン装着やスタック脱出時に重宝します。大抵は雪道の上に寝転がることになるからです。
同時に、キャンプ用のアルミマットを用意しておくと、長時間の作業でも冷えを防ぐことができます。車外に出たとき、雪解け水がくるぶし以上になっている場合があるので、長靴もあるとベストです。
手持ちライトはマストアイテムです。手で持つものよりも、マグネットで車体に付けられるLEDライトがオススメで、両手が使えるために一人でも作業効率がグッと上がります。
また、車両にジャッキが搭載されているかも確認しましょう。
とくにSUVやオフロード4WDの場合、セダンやコンパクトカー用のジャッキは高さが不十分で代用できません。
ジャッキはタイヤチェーン装着や側溝にタイヤが落ちてしまった場合に役立つので、必ず携行しましょう。
けん引ロープも購入したいアイテムです。クッションロープという伸縮式のものが使いやすいでしょう。
けん引ロープにはけん引耐荷重が定められているので、愛車の車重よりも2倍以上の耐荷重を持ったロープが安心です。長さは4m程度がけん引時の汎用性が高まります。
スノースコップも何かと使う機会が多いアイテムです。愛車の前に降り積もった雪を取り除いたり、スタック時に車両下の雪を取り除くのに使います。
樹脂製のものでもいいですが、金属製なら使い途が広くなります。また路面で固まった氷の破砕も容易です。
ちなみに、凍結路でのスタック脱出時にJAFは砂の使用を勧めていますが、筆者(山崎友貴)は新聞紙や塩をオススメします。
道路表面の水膜をスピーディに除去してくれて、タイヤのグリップを促してくれ、新聞紙は身体に巻き付けると、防寒具にもなります。
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最後に、十分な防寒服(上下)と1日分の携帯食×人数分(カロリーメイトなど)、毛布などの寝具も用意しておきたいものです。
昨今は爆弾低気圧の影響で大雪が降るケースが見られ、自動車専用道路に限らず一般道でも車両に閉じ込められるという事態がままあります。
このような場合、ガソリンは永遠ではありませんので、備えておく必要があります。
今回は、雪道ドライブに行く前の準備について解説しましたが、寒冷地には予期せぬ危険やアクシデントが待ち受けています。
経験があっても油断することなく、初心にかえった運転を心がけたいものです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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