国産ワゴンなら有力候補? トヨタ「カローラツーリング」なぜ人気? ワゴン市場けん引する魅力とは
2019年9月に登場した12代目となるトヨタ「カローラツーリング」。ステーションワゴンのなかで堅調な販売を誇る要因とはどのようなものなのでしょうか。
トヨタ「カローラツーリング」支持されるのはなぜ?
現在では数が減りつつあるといわれる国産ステーションワゴン。
数少ないラインナップのなかで、販売好調なのがトヨタ「カローラツーリング」ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
カローラシリーズは、1966年に発売された初代から12代目となる現在にいたるまで、50年以上にわたって発売されているロングセラーモデルです。
現在のラインナップとして、12代目となる「カローラスポーツ(ハッチバック)」、「カローラ(セダン)」「カローラツーリング(ワゴン)」、「カローラクロス(SUV)」。
そして、先代11代目の「カローラアクシオ(セダン)」「カローラフィールダー(ワゴン)」がビジネス向けに展開されています。
2021年9月にカローラクロスが追加されるまで、カローラシリーズの販売はカローラツーリングがけん引していました。
2019年9月に発売されたカローラ ツーリングですが、それ以前にも「カローラワゴン」や「カローラフィールダー」という名称で、ステーションワゴンモデルが販売されていました。
一方、ステーションワゴン市場にはSUVやミニバンが全盛の昨今では、それほど多くの選択肢がありません。
国産モデルでは、カローラシリーズを除いてスバル「レヴォーグ」「インプレッサスポーツ」、マツダ「マツダ6」など少数です。
一方の輸入ブランドではメルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンなどでいくつかのラインナップが展開されています。
そうしたステーションワゴン市場のなかで販売好調なカローラ ツーリングは、TNGAプラットフォーム「GA-C」を採用することで、低重心なエクステリアデザインとスポーティな走りを実現。
先代となるカローラフィールダーに比べて、前後のホイールフレアを張り出したダイナミックな造形とすることで、ワイド&ローなプロポーションを強調しています。
インテリアは、細部の意匠や質感、機能的なレイアウト。これからのクルマに必要なものをひとつひとつ磨き上げたといい、最近のトヨタ車に採用されるディスプレイオーディオをインパネ中央に配置。
また、ラゲッジスペースには床面の高さを2段階に設定可能なリバーシブルデッキボードを採用することで、多彩な積載パターンを誇ります。
パワートレインは、1.2リッターのターボ車、1.8リッターエンジンのガソリン車またがハイブリッド車をラインナップし、ハイブリッド車のみE-Four(4WD)が選択可能です。
WLTCモード燃費は、ターボ車(6速MT)が15.8km/L、1.8リッターガソリン車(CVT)が14.6km/L、1.8リッターハイブリッド車(無段階変速機)が24.4km/Lから29.0km/Lとなっています。
安全面では、自転車や夜間の歩行者検知を可能するプリクラッシュセーフティを含む最新「トヨタセーフティセンス」を標準装備。
価格は、ガソリン車が201万3000円から247万3900円、ハイブリッド車が248万500円から308万2500円、ターボ車が247万3900円となっています。
カローラツーリングの販売動向について、トヨタ販売店は次のように話しています。
「カローラクロスが登場するまでカローラツーリングはシリーズをけん引する販売を誇っていました。
カローラクロスは、荷物を多く積まれる需要や自宅の駐車場などで高さ制限があるユーザーから検討されることが多いです。
また、12代目カローラとしての高い基本性能により、日常使いに加えて遠出でも楽なカローラツーリングは幅広い世代のお客さまから支持されています。
そのほか、約200万円から設定されていることもあり、安価なワゴンを求められる人からも好評です」
※ ※ ※
国産ステーションワゴンが減少傾向になってから久しいものの、カローラツーリングは多様化するニーズを上手く取られたことで好調な販売を維持しているようです。
≫カローラクロスは、荷物を多く積まれる需要や自宅の駐車場などで高さ制限があるユーザーから検討されることが多いです。
???
高さ制限があったらカローラクロスは入らない
ホンダ シャトルが年内で生産終了するそうで、
残る5ナンバー幅の国産乗用ステーションワゴンは
カローラフィールダーのみに
法人需要もありツーリングやクロス出しても
アクシオともども継続販売中だが
絶滅は時間の問題ですね。