トヨタ・ホンダなぜ2列目重視? トヨタ新型ノア/新型ヴォクシー、新型ステップワゴン揃って「オットマン」採用の理由

2021年12月上旬、トヨタは新型ノアと新型ヴォクシー、ホンダは新型ステップワゴンのディザーサイトを公開しました。なかでもSNSでは「2列目にオットマンを採用」したことが話題ですが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。

新型ノア、新型ヴォクシー、新型ステップワゴンは揃って2列目重視! オットマンは高級感の表れか?

 トヨタは新型「ノア」と新型「ヴォクシー」、ホンダは新型「ステップワゴン」のディザーサイトならび先行画像を12月上旬に相次いで公開しました。
 
 新型ノア/ヴォクシーと新型ステップワゴンはともにミドルサイズミニバンとして、ファミリー層などから支持されています。
 
 そうしたなかで、2列目を重視する機能のひとつとして、新たに「オットマン」を設定するようですが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。

トヨタ新型「ノア」新型「ヴォクシー」とホンダ新型「ステップワゴン」は2列目をさらに重視した?
トヨタ新型「ノア」新型「ヴォクシー」とホンダ新型「ステップワゴン」は2列目をさらに重視した?

 国産ミドルサイズミニバンとしてライバル関係にある新型ノア/ヴォクシー(高級志向のエスクァイア含む)と新型ステップワゴン。
 
 これに日産「セレナ」を含めて長年の間、熾烈な販売争いを繰り広げてきました。

 また、国産ミニバン市場では、これらが分類されるミドルミニバンの上下にコンパクトミニバンとしてトヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」。

 ラージサイズミニバン(国産高級ミニバン)として、トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」、ホンダ「オデッセイ」、日産「エルグランド」をラインナップ。

 しかし、2021年12月をもってエスクァイアとオデッセイの生産終了がアナウンスされています。
 
 こうした国産ミニバン市場のなかで、新型ノア/ヴォクシーと新型ステップワゴンはそれぞれフルモデルチェンジをおこないます。

 先行してディザーサイトを2021年12月8日に公開した新型ノア/ヴォクシーでは、ヘッドライトとフロントデザインの一部をお披露目し、「2022年1月デビュー」とアナウンス。さらに、公開同日より先行受注を開始しました。

 すでにSNSでは予約した人が見積りなどを投稿していますが、そのなかで「2列目が充実してる!」「2列目キャプテンシート+オットマンは初?」という声が見られます。

 先代ノア/ヴォクシーには、2021年12月現在のカタログには記載されていないもののオットマン(据置タイプ)が用意され、オプション購入が可能です。対して、新型ノア/ヴォクシーではキャプテンシートに付属する形で設定されたようです。

 トヨタ販売店はオットマンについて次のように話しています。

「新型ノア/ヴォクシーは2021年12月8日より受注を開始しており、順調に受注しています。

 なかでも、上級グレードに用意される『快適利便パッケージ(High)』のひとつとしキャプションシート+オットマンが設定されています。

 オットマンは2列目に乗れる人に好評な装備でアルファードなどに採用されています。
 
 今回、高級志向のエスクァイアがラインナップから無くなることで、アルファード/ヴェルファイアは大きすぎるけど高級感や快適性を求める需要に対応したものではないかと思います」

 一方の新型ステップワゴンは、2021年12月10日にディザーサイトを公開し、ヘッドライトの一部、インテリア(横からのシート配列、3列目からの全景)をお披露目。

 さらに、ガソリン車/ハイブリッド車の設定や、グレードとしてエア/スパーダをラインナップすることもアナウンスしました。

 この際、シート配列の画像では2列目にオットマンが採用されることが判明。SNSでも「2列目が快適そう!」「ステップワゴンが高級になった!」「オデッセイが無くなるからステップは高級向けになるの?」などの声が出ています。

 対してホンダ販売店はオットマンについて次のように話します。

「新型ステップワゴンに関して詳細な情報はまだ聞いてませんが、公開されている写真を見る限りオットマンが採用されているのは確認でき、お客さまからもオットマンに関するお問合せは頂きます。

 採用される背景は分かりませんが、販売側としてはオデッセイが無くなった際、ミニバンに高級感や豪華さを求めるお客さまへのアピールポイントにはなるかもしれません」

※ ※ ※

 昨今の新型車では、軽自動車でも高級志向を重視する傾向にあります。

 ミニバン市場では中間ポジションとなる新型ノア/ヴォクシーや新型ステップワゴンですが、共にひとつうえの高級志向となるモデルが廃止されることが、2列目を充実させた背景にあると考えられます。

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トヨタ ノア
トヨタ ノア
  • 新車販売価格:267.0~389.0万円
ボディタイプ
ミニバン
販売年月
2022年1月~生産中

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トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシー
  • 新車販売価格:309~396.0万円
ボディタイプ
ミニバン
販売年月
2022年1月~生産中

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1件のコメント

  1. ホンダは仕方ないでしょ。
    上の車がないんだから・・・。
    トヨタは単純に対抗したのと、アルファード買えない人用につけたんでしょ。 
    って事はセレナにもつくんじゃない?

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