既存の高速インターが「ETC専用」に! 首都高は34か所 でも現金車が進入したらどうなる?
高速道路のICに、2022年春から「ETC専用」の料金所が登場します。首都高34か所のほか、中央道・外環道・圏央道の一部ICが対象です。
中央道・外環道・圏央道の一部ICもETC専用に
高速道路の既存のインターチェンジ(IC)で「ETC専用化」が始まります。
首都高速は2021年12月10日、ETCの普及が進んでいることを踏まえ、34か所の料金所をETC専用にすると発表しました。
国土交通省や高速道路会社6社は、2020年12月に全国の高速道路を対象とした「ETC専用化ロードマップ」を公表。都市部では5年後、地方部を含めると10年後を目標にETC専用化を進めるとしています。
首都高速ではETC利用率が96.7%(2021年9月)に達しているなどの情勢を踏まえ、ETC専用化を推進するとのこと。対象となるのは、以下の料金所です。
●2022年3月1日から(5か所)
一ツ橋、滝野川、浦和南(上)、晴海、安行
●2022年4月1日から(29か所)
霞が関(内・外)、代官町、空港西、新宿、初台、幡ヶ谷、護国寺、中環大井南、富ヶ谷、初台南、高松、王子北、四つ木(内・外)、清新町、さいたま見沼、浜町、加平(南・北)、加賀、新木場(西・東)、大井、磯子、木場、横浜駅東口、新山下(上・下)
首都高速のほか首都圏では、2022年春から、NEXCO中日本が管轄する中央道の稲城IC、圏央道の八王子西ICと相模原ICの3か所がETC専用に変わります。
NEXCO東日本では、同じく2022年春から、外環道の戸田西ICと戸田東ICがETC専用になる予定です。
なお、ETC車載器未設置車やETCカード未挿入などETCが使えない状態で誤ってETC専用料金所に進入した場合は、「ETC/サポート」または「サポート」と表示されたレーンに入ります。
そしていったん停止し、係員などの指示に従うことになります。
ICでの渋滞がなくなった。効果は絶大で、当時補助金での装着促進があって、マイカーと大型バイクに装着した。ETCの領収書はネットからダウンロードして経費処理している。
感心するのは、もはやまれにしか来ない現金客を辛抱強く待ち続ける料金所の係員が、ETC通過車に軽く会釈すること。
これってすごい日本流。眠気対策にも成るだろうが、いよいよ廃止の方向か。時代だね。