手軽に欲しい人気コンパクトカー! ホンダ「フィット ベーシック」を購入するにはいくら必要?

最低でも400万円必要?ローンなら新卒も買える!

 このように、購入には最低でも200万円以上が必要になるフィットですが、年収で換算するといくらあれば手が届くのでしょうか。

 もちろん生活していくには、日常的に食費や家賃、光熱費なども必要になるため、年収の半分をクルマの購入に充てられると考えると、フィットの購入にはおよそ400万円が必要という計算になります。

 国税庁が公表する「民間給与実態統計調査」の「年齢階層別の平均給与」によると、30歳から34歳の年代の平均年収がちょうど400万円です。

 ちなみに、その手前となる25歳から29歳では平均年収が362万年となっており、400万円には届かないといったところです。

 その前の年代ではさらに平均年収が低く、単純に年収の金額だけで考えると、フィットを一括で購入する余裕はないかもしれません。

 では、ローンを利用して、支出の負担を複数回に分散した場合ではどうでしょうか。

 ホンダの公式サイトに提示されている、実質年率3.5%、頭金として税金諸費用の12万2610円を先に支払った場合を想定すると、36回では5万5500、60回では3万4400円が月々の支払額となります。

 手取り月収の20%を毎月クルマの支払いに充てると考えると、36回では27万7500円、60回では17万2000円が必要額となります。

 さらに、これを年収に換算すると、36回払いでは約350万円、60回払いでは約220万円あればフィットの購入に手が届きそうです。

 新卒として働きはじめる人が多い20歳から24歳の平均年収は242万円であるため、ローンを利用すればフィットを購入できるかもしれません。

インテリアは親しみやすい印象を持つフィット(画像はホームグレード)
インテリアは親しみやすい印象を持つフィット(画像はホームグレード)

 また、最近ではクルマの購入に残価設定型ローンを活用する人も増えています。

 残価設定型ローンはさまざまな制約もあるため、一概に通常のローンと比較はできませんが、比較的負担を少なくクルマを購入できる方法といえます。

 残価設定型ローンを活用すると、実質年率2.5%の頭金なしで、36回払いでは3万1300円、60回払いでは2万5200円まで月々の支払額を少なくすることができます。

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