日産新型SUV「チルアウト」世界初公開! 市販モデルの生産を発表! アリアに続く次世代SUEVとは
2021年12月1日、欧州日産は新型SUVコンセプト「チルアウト」の市販モデルを英国で生産することを明らかにしました。チルアウトとはどのようなモデルなのでしょうか。
世界初公開された「チルアウト」とは
2021年11月29日、日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表しました。
そのなかで、コンセプトカー「NISSAN CHILL-OUT」(以下チルアウト)を世界初公開していますが、同年12月1日に欧州日産は英国工場にてチルアウトの市販モデルの生産を明らかにしています。
Nissan Ambition 2030とは、環境問題や社会課題、そして変化するユーザーのニーズに対応し、よりクリーンで安全、インクルーシブな誰もが共生できる社会の実現と、真に持続可能な企業となることを目指す長期ビジョンだと、日産は説明。
そのなかで、日産は技術の進化に加え、EVをより競争力のあるものにするため、EVの生産と調達の現地化を進めていくとしています。
そのひとつとして、英国でのプロジェクトとなる日産独自のEV生産ハブ「EV36Zero」があります。
EV36Zeroは、日産とエンビジョンAESC、そしてサンダーランド市議会によって10億ポンドが投資され、「新世代のクロスオーバーEV」、「次世代EV用バッテリーの生産」、「再生可能エネルギー」という相互に関連した取り組みによって、カーボンニュートラルへの取り組みを加速させ、ゼロ・エミッション実現に向けたプロジェクトです。
このサンダーランド工場で生産される新世代のクロスオーバーEVがチルアウトです。
チルアウトは、モダンで滑らかなデザインのなかに、「アリア」と同じ「CMF-EVプラットフォーム」を搭載することで高い快適性を提供しワクワクするドライビングと使い勝手の良い快適な室内空間を実現する新しいモビリティです。
また、チルアウトにはアリアにも搭載される電動化技術と4WD制御技術を合わせた「e-4ORCE」を搭載。
e-4ORCEは、「力強く滑らかな走り」、「乗る人すべてに快適な乗り心地」、「 卓越したハンドリング性能」、「路面を問わない安心感」を提供する技術だといいます。
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なお、チルアウトの生産をおこなうサンダーランド工場のEV生産ハブ・EV36Zeroは日本、中国、米国を含む主要地域へ拡大していく予定だといいます。
…でアリアとはどう違うの?
なんか、そんなエナジードリンクあったよな。
電気自動車は車台の共用化が比較的容易で、アリアの車台でもう少し伸びやかなSUVは期待したいところ。当然、このようなコンセプトは出てくるはずだった。アリアでは性能的には十分だが商品性で世界戦略車にはなれない。
デジカメや液晶時計が出てきたときのようなエポックメイキングの自動車業界。 両者とも最初は使い物にならない性能と価格だったが、あっという間に機械式デバイスを凌駕した。
車のモデルチェンジは4-5年だから、2030年までにはあと2回ある。かなり進化するだろう。
2030年にターゲットを置いている機械式メーカーは消えて無くなるか、それらの下請けになっていく。
2015年くらいだったか日経にトヨタが下請けになる日、GEの驚異などショッキングな特集が有ったが6年経って、現実化を帯びてきた。成功体験が次世代への変革の足かせになって自滅していくことはよくあること。日産に期待したい。Vモーショングリルは好みじゃないが。