スズキ新型コンパクトSUV「S-CROSS」世界初公開! ギラ顔採用で新旧の違いは? 22年後半にHVも欧州に導入
先代Sクロス(日本仕様)と新型Sクロス(欧州仕様車)では何が違う?
先代Sクロスのパワートレインは、仕向地によって異なり、1リッターターボから1.6リッターなど多彩なラインナップを誇るため、ここでは日本仕様を例に挙げます。
日本仕様では、1.6リッターガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは、2015年発売時に副変速機構付CVTを採用していましたが、2017年の一部改良にて6速ATを新採用し、ダイレクト感のある高い走行性能を実現しています。
また、悪路走破性能として2019年の一部改良では、新世代四輪制御システム「ALLGRIP(オールグリップ)」を採用。これにより、さまざまなシーンで優れた走破性と走行安定性を発揮し、日常からアウトドアまで幅広い用途に対応しました。
安全面では2019年の一部改良にて、衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポートII」や「フロントシートSRSサイドエアバッグ」、「アダプティブクルーズコントロール(約40km/h以降作動)」などを標準装備して安全装備を充実させています。
一方、今回の新型Sクロス(欧州仕様車)には、パワートレインを1.4リッターターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせています。
四輪制御システムは、先代Sクロスから継続して「ALLGRIP」を採用。これにより、燃費優先や雪道走行など運転環境に合わせて走行モードをダイヤルで簡単に選択可能です。
安全面では、衝突被害軽減ブレーキ、標識認識機能、車線逸脱抑制機能、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールなどの運転支援機能を採用。
さらに、全方位モニターや後退時車両検知警報などの駐車支援機能も充実させることで利便性も向上しました。
新型Sクロスについて、スズキの鈴木俊宏社長は次のように述べています。
「新型Sクロスは、スズキのSUVへの思いを詰め込んだモデルに仕上がった。
環境対策の先頭をきる欧州向けには、既に乗用車すべてにハイブリッドを採用しているが、2022年よりストロングハイブリッドモデルのラインアップを強化する。
新型Sクロスも、2022年後半にはストロングハイブリッドモデルを導入する。
さらに、コネクテッドサービスを導入し、お客様により便利で快適な車のご利用を提案していくことを計画している」
なお、ストロングハイブリッドモデルには、駆動用モーターとオートギヤシフトを組み合わせたスズキ独自のシステムを採用。
2022年初めより欧州向けSUV「ビターラ」に搭載し、続いて同年後半より新型Sクロスに搭載する計画だとスズキは説明しています。
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なお、日本市場において先代Sクロスは、2020年内に販売を終了しています。
今回の新型Sクロスが日本市場に導入されるかについて、現時点では明らかになっていません。
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