初公開のトヨタ新型高級SUV「ヴェンザ」は“トヨタ強調”な斬新顔!? 切れ長ライトな爆イケSUVの姿とは 中国で披露
広汽トヨタは、新型高級SUV「ヴェンザ」を2021年11月19日に広州モーターショー2021で初公開しました。トヨタは中国における合弁企業として広汽トヨタと一汽トヨタを展開しますが、それぞれどんなSUVをラインナップしているのでしょうか。
ベースが共通するクルマを別車名・別デザインで差別化?
トヨタの中国における合弁企業「広汽トヨタ」は、新型高級SUV「ヴェンザ」を2021年11月19日に広州モーターショー2021で初公開しました。
「ハリアー」をベースに、トヨタマークの周囲が突き出して強調されたフロントフェイスを採用するなどで差別化した、姉妹車にあたります。
中国におけるトヨタのSUVラインナップではどのような位置づけのクルマになるのでしょうか。
広汽トヨタは、2021年現在5車種のSUVをラインナップしますが、新型ヴェンザは2列シートSUVの「ワイルドランダー」に近い車格となります。
ワイルドランダーは、新型ヴェンザと同様に日本では馴染みのないSUVですが、「RAV4」をベースにフロント/リアに独自のデザインを与えた姉妹車です。
そのため、日本でも販売されるハリアーとRAV4のような関係が、広汽トヨタの新型ヴェンザとワイルドランダーにもいえます。
なお、前述した広汽トヨタの5車種のSUVラインナップのうち、日本でも同じ名前で販売されるモデルは「C-HR」のみです。
しかし、C-HR以外のSUVのうち、新型ヴェンザ、ワイルドランダー、そして新型「フロントランダー」(「カローラクロス」の広汽トヨタ版モデル)に関しては、日本でも馴染みのあるトヨタブランドのSUVを車名やフロントデザインで差別化した、姉妹車といえるのです。
こうした姉妹車が誕生する要因としては、中国におけるトヨタの合弁企業として、広汽トヨタのほかに「一汽トヨタ」も存在する点が挙げられます。
基本設計が同じクルマに違う名前や独自の外装を与えて、広汽トヨタと一汽トヨタで売り分ける事例は数多くみられます。
SUVに限って見ても、広汽トヨタでは新型ヴェンザとワイルドランダーを扱う一方、一汽トヨタでは姉妹車である中国仕様のハリアーとRAV4をラインナップ。
また、広汽トヨタがC-HRを扱う一方、一汽トヨタが姉妹車の「IZOA」を扱うなど、すみ分けがされているのです。
ちなみに、このような関係の姉妹車は「東風ホンダ」と「広汽ホンダ」を展開する中国でのホンダ車でも見られます。
それではここで、クイズです。
2021年11月時点で中国仕様のRAV4にない仕様として、オフロードテイストを強調したガソリンモデル「アドベンチャー」グレードに相当する専用フロントフェイスが挙げられます。
ハイブリッドモデルにアドベンチャーのフロントフェイスを移植する販売店も日本にあるほど、注目されているモデルですが、アドベンチャーグレードに専用装備されるパーツとして正しくないものは、次のうちどれでしょうか。
【1】専用フロントバンパー
【2】専用ヘッドライト
【3】専用フロントグリル
【4】専用フロントスキッドプレート
※ ※ ※
正解は【2】の「専用ヘッドライト」です。
アドベンチャーグレードは、力強い押し出し感が表現された専用フロントグリルとフロントスキッドプレート、リフトアップ感を強調した専用フロントバンパーとフロントフォグランプベゼルを装備。
ホイールアーチモールも大型化するなど、オフロードイメージが強化されています。2WD仕様はなく、世界初となる新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が搭載されました。
ちなみに、中国仕様のRAV4には標準仕様のフロントフェイスでダイナミックトルクベクタリングAWDを搭載したグレードが設定されています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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