「3年も待てない!」キャンピングカー選びは納期で決まる? 高い買い物なのに「妥協」する背景とは
キャンピングカーが人気になっており、新車だと納車まで1年や、車両によって3年かかるケースも。しかし、車両の内容ではなく納期で選ぶ購入者がいるそうです。どのような事情があるのでしょうか。
キャンピングカーの納期、いつまで待てる?
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で「密」を避けられるキャンプがブームになっており、あわせてキャンピングカーも人気を集めています。
しかし、その人気とは裏腹に、キャンピングカーは需要と供給のミスマッチが生じており、車両の内容よりも納期の短さを優先して購入する人もいるそうです。どういう事情があるのでしょうか。
キャンピングカー株式会社は2021年11月16日、キャンピングカーの納期に関するアンケート調査結果を発表しました。
なお、アンケートは2021年9月28日から11月15日までインターネット上で実施。回答者は54人でした。
「キャンピングカーの納期いつまで待てる?」の質問では、半数が「6か月以内」を選択。続いて多い順に「1年」「3か月」「1年半」「それ(1年半)以上」「1か月」という結果でした。
現在、キャンピングカーの新車は人気を反映して納車まで時間を要する状況です。
同社によると、1年というのは一般的であり、車両によっては2年から3年近くかかることもあるとのこと。
そのため、欲しい車両の納期が長すぎると、すぐ買えるものにしたり、中古車を選んだりといった人たちもいるといいます。
キャンピングカーは数百万円から高いものだと1000万円を超えるものもあります。
決して安い買い物ではないキャンピングカー選びで、なぜ“妥協”をする人が出てくるのでしょうか。
答えは「子どもとの思い出作り」で、子どもが成長してしまうと家族旅行も減ってしまうため今のうちに、という理由です。1年も2年も待てないのは、このような背景があるとキャンピングカー株式会社は説明しています。
アンケート調査結果では、希望納期が「6か月以内」に集中しています。
同社は、新車納期の遅い状況がこのまま続く場合、キャンピングカーの中古車市場やレンタカー市場が活性化していくだろうと分析しています。
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