「軽トラ」人気がコロナ禍で急上昇! アウトドアやカスタムも!? 軽トラの意外な活用法とは
軽トラユーザーに聞いた「軽トラの魅力」
軽トラその人気の高まりを実際に感じている中古車店のオーナーに聞いてみました。都内の店舗にもかかわらず、すでに数台の軽トラを仕入れているといいます。
「最初は業販用と思って仕入れたのですが、個人オーナーの方からの問い合わせが結構多いのに驚いています。使い方は人それぞれでしょうが、やはりカヤックやキャンプなどの趣味用の道具を載せるのを前提とした相談が多いです。
仕事でかなりの数の軽トラを販売してきましたが、運転するたびに感じるのは、不思議な高揚感と満足感です。車種によってはパワステなし、エアコンなし、電装部品もほとんどなし。それでいてエンジンは非力ですので、いかに街中の流れに乗るか運転スキルを求められます。
40km/hでも頑張って動かしている、純粋に運転を楽しめるのがいいのではないかと思います」
もうひとり、整備士という職業柄、「はたらくクルマ」として軽トラを何台も乗り継いできた軽トラマスターにも話を聞いてみました。
最大積載量は350kgと少なめながら、どんな狭い道でも入っていける見切りの良さもポイントに挙げていました。
「基本的にシートは前後スライドのみ、リクライニング機能さえありませんが、目的地まで必要な道具を運ぶには最適です。
また荷台が屋外になっているので、想像以上に大きな荷物も積載可能ですし(最大2.5mまで)、そこで重量バランスが変わったり、荷物を積んだ方がトラクションのかかりが良かったりと、挙動変化を直に感じられます。
運転の楽しさを求めて購入するクルマではありませんが、シンプルがゆえに運転に集中できるのかもしれません」
さらに、実際に個人ユースで軽トラを購入した現役オーナーからも話を聞いてみました。
「自分の趣味がオフロード走行や林道ツーリングなので、現地までバイクを積載するアシとして購入したのですが、軽トラは商用車なので税制面も含め維持費も安くて助かります。
オフロード走行ではバイクが泥だらけになることも多く、汚れたり濡れたままの状態で積載することもしょっちゅうあります。それでも汚れが気にならない荷台なので、非常に重宝しています。
ただ、個人で買うなら、後ろにリクライニング機能があるボディ(キングキャブ)がおすすめです。やはり少しでもシートが倒せると快適性がだいぶ違いますし、ちょっとした荷物は車内に置けます。
スポーツカーかハイブリッド車と軽トラを同時に所有できたら、ある種クルマ好きとしては完成形に近いかもしれないです」
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軽トラは、個人ユースのファーストカーとしては用途が限定されるため厳しい面もありますが、これがセカンドカー、とくに大きな道具や荷物を必要とする趣味を楽しむ人とっては非常に魅力的でしょう。
さらに軽の商用車だから税制面でも有利ということも見逃せないメリットだといえます。
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