子どもの成長によって親は運転の仕方変える? 実はクルマの乗車中の死亡率が高い! 世の親が気にするコトとは

子どもの交通事故は、クルマの乗車中にも多く発生しています。安全に走行するために、親世代はどんなことに気をつけているのでしょうか。

便利だけど危険がともなうクルマでの移動

 大人から子どもまで、多くの人の交通手段となっているクルマ。
 
 とくに、地方では、クルマが交通手段の主軸となっており、通勤や買い物のほかに、子どもの送り迎えなどをクルマでおこなっている人も多くみられます。

 そうしたなかで、子どもの交通事故は乗車中にも多く発生しています。安全に走行するために、親世代はどんなことに気をつけているのでしょうか。

子どもの成長に合わせて親は運転の仕方を変えるのでしょうか?
子どもの成長に合わせて親は運転の仕方を変えるのでしょうか?

 クルマは便利な一方でときには重大な事故に巻き込まれてしまう危険性があります。

 とくに子どもは大人に比べて致命傷を負ってしまうことも多く、6歳未満の子どもは道路交通法第71条の3において、「自動車の運転者は、幼児用補助装置を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない」と、チャイルドシートの着用が義務付けられています。

 内閣府が公表している、2015年から2019年の「状態別に見た交通事故死者数等の状況」では、どのような状況で交通事故にあっているかの統計が出されています。

 それによると、子どもの事故は歩行中に起きていることがもっとも多く、未就学児については約6割、小学生については約5割を占めています。

 一方で、次いで多く見られるのが「自動車乗車中」の交通事故です。とくに6歳未満の子どもの場合は、自動車乗車中の死亡数が4割となっています。

 また、小学生になると「自転車」に乗ることが増えるため、自転車乗車中の死亡率も多くなっていますが、それと同じくらい自動車乗車中も多く見られ、全体の2割から3割程度見られます。

 クルマの安全装備の進歩などによって、交通事故死亡者は総体的には減少傾向にありますが、クルマに関連した重大事故はしばしばニュースなどに登場します。

 では、実際に子どもをクルマに乗せる親は、どのような意識で運転をしているのでしょうか。また、子どもの成長によって運転の仕方などを工夫しているのでしょうか。

 子どもがいる数名の親に、実際の運転時の工夫や気をつけていることについて、話をうかがいました。
 
 まず、2歳から中学生の子ども4人を持つ30代女性は、「子どもの年齢によって、運転の仕方や運転時の意識は、少しですが変わっていると感じています。

 やはり、2歳の娘を乗せているときはいつも以上に慎重になります。

 チャイルドシートに乗せてはいますが、それでも急ブレーキをかけてしまうと子どもの身体が前後に振り回されてしまいます。

 逆に、中学生の娘はもう身体が大きいので、多少の急ブレーキでも身体が振られることはありません。

 もちろん、急ブレーキをかけないような運転は心がけていますが、小さい子どもが乗っているときは、いつもよりも早めにブレーキをかけるなど工夫はしています」

 また、小学生の子ども3人を持つ30代男性は次のように話しています。

「子どもの小さい身体は前後左右振られやすいため、急ブレーキ・急ハンドル・急アクセルはとくに注意しており、車内の状況をいつもより入念に確認するようにしています。

 小学生3人といっても、低学年と高学年でも車内での様子はまったく異なります。

 1年生の娘は、現在7歳でチャイルドシート卒業の年齢ですが、少し目を離すと、すぐにシートでの姿勢悪くなったり、シートの上に立ち上がろうとしてしまったりします。

 そのため、しっかりと座席に座っているかどうか、車外だけでなく、車内の安全確認も気をつけています」

 このように、小さい子どもはシートへじっと座っているということが難しく、とくに高速道路などの長距離ドライブでは、シートベルトを外したくなってしまうこともあるようです。

 子どもを乗車させているときの注意点としては、ハンドル操作などはもちろんですが、こうした「子どもを安全に乗車させる車内での工夫」も重要になります。

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