ホンダの小型ミニバン「フリード」はなぜ人気? 登場5年でもホンダ登録車トップに君臨する訳
「ちょうどいい」ミニバンとして人気を博すフリード
フリードは、2001年から2008年に販売されていた「モビリオ」の後継モデルです。
2008年に初代フリードが誕生。2代目フィットのプラットフォームや1.5リッターエンジンなどを活用し、全長4215mm×全幅1695mm×全高1715mmという街中でも扱いやすいコンパクトミニバンとして登場しました。
当時のCMもキャッチコピーにもなっていた「ちょうどいい」ミニバンとして人気を博し、2016年には現行型となる2代目フリードがデビュー。
3列シートのフリードと2列シートモデル「フリード+」を共通のデザインでラインナップしています。
サイズは全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mmと初代とほぼ変わらず、ミドルクラスミニバンの「ステップワゴン」と比較すると全長は425mmも短く、全高も130mm低いため、非常に取り回ししやすいサイズとなっています。
パワーユニットは、1.5リッターエンジンに加えて1.5リッターエンジン+1モーター内蔵のデュアルトランスミッションを搭載した「SPORT HYBRID i-DCD」を採用。
またこのクラスとしては初になる、ハイブリッド4WDモデルもラインナップしています。なお、このハイブリッドシステムは、モーターのみのEV走行も可能です。
ちなみに2列シートモデルのフリード+は先代にあたる「フリードスパイク」よりテールゲートの開口部を185mm下げ、さらなる低床化を実現しています。
さらに、2列目シートにはダブルフォールダウン機能を採用してフルフラット化を実現するなど、たくさんの荷物を載せたり車中泊も可能とするなど、使い勝手の良い室内を特徴としました。
ファミリー層はもちろん、幅広い層から人気を得ているフリードのシリーズ累計販売台数は100万台突破を突破(2021年6月末時点)。
フリードは子育て層、フリード+は独身者や子離れ層が多く占めるなど、さまざまなユーザーから支持を得ています。
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実用性の高さとホンダならではのセンスを感じさせるデザイン、そして進化した安全運転支援システムなど、フリードは求められる性能を高次元でバランス良くまとめています。
街乗りもしやすく、アウトドアにも使えるオールラウンダーぶりで、しばらく人気は続きそうです。
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