欧州版ハイエースのキャンピングカーがイケてる! トヨタ新型「プロエース キャンパー」スペインで登場

トヨタのスペイン法人は、「プロエース」をベースとしたキャンピングカーを国際キャラバンショーに出展しました。いったいどのようなキャンピングカーなのでしょうか。

プロエースをベースとしたキャンピングカーとは?

 トヨタのスペイン法人は、バルセロナで開催される国際キャラバンショー(2021年10月16日から24日)に出展し、レジャーや自由な時間を楽しむための装備を備えたキャンピングカーを展示しています。

トヨタ「プロエース」をベースとしたキャンピングカー(スペイン仕様)
トヨタ「プロエース」をベースとしたキャンピングカー(スペイン仕様)

 今回展示されているのは、「プロエースヴァーソ キャンパー」「プロエースシティ ミニキャンパー」「プロエースヴァーソ エレクトリック セルフインストールキット」「ハイラックス インビンシブル ウィズ リビングセル」の4台のキャンピングカーです。

 プロエースはトヨタが欧州で販売している商用バン(乗用モデルも設定)で、小型のプロエースシティやEV仕様などさまざまなバリエーションが存在します。

 トヨタはスペインで「トヨタ・セ・アダプタ」というプログラムを展開しており、一部モデルをキャンピングカーに改装することが可能。週末や長期休暇を楽しむために必要なすべてを備えた大型キャンピングカーや多用途モデルなど、幅広いラインナップを用意しました。

 なかでもプロエースヴァーソ キャンパーは大型のMPV(マルチパーパスビークル)で、多機能かつ実用的なクルマを必要とするファミリー層を主なターゲットとしています。

 プロエースヴァーソ キャンパーにはリフトアップルーフや回転式シートベース、大容量の冷蔵庫(40リットル)、屋内外で使用できる取り外し可能なキッチンシンクモジュールなどを装備。

 グレードは4種類、ボディサイズはミディアム(L1)とロング(L2)の2種類、ディーゼルエンジンは120psの「1.5D」と145psの「2.0D」の2種類で、トランスミッションは6速MTと8速ATを用意されます。

 一方、プロエースシティミニキャンパーは、小型の「プロエースシティ ファミリー」をベースに、ミディアム(L1)とロング(L2)の2種類のボディをラインナップ。広々とした室内空間で装備も充実しているため、日常生活だけでなくレジャーなどにも多目的に使用することができます。

 車内は5人まで乗車可能で、取り外し可能なふたつのベッドを備え、屋内外で使用できるテーブルや10リットルのシャワー、電気冷蔵庫などを標準装備。オプションのルーフテントを追加することができます。

 ほかにも、セルフインストールキットを搭載した「プロエースヴァーソ エレクトリック」や、リビングセルを搭載した「ハイラックス」など、旅や余暇をより楽しむためのモデルをラインナップしています。

 スペインでの価格は、プロエースヴァーソ キャンパーが3万9699ユーロ(約527万円)から、プロエースシティ ミニキャンパーが2万7547ユーロ(約366万円)からです。

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