トヨタ新型SUV「フロントランダー」に続くSUVが登場!? 兄弟車「カローラクロス」はまもなく中国で発表か
日本で2021年9月に発売されたトヨタ新型「カローラクロス」。海外では先行して発表・発売がおこなわれていますが、新たに中国では「フロントランダー」として登場することがわかっています。そして、さらに「カローラクロス」という車名でも登場するといいますが、どのような形で登場するのでしょうか。
中国版「カローラクロス」が近日発表される? 先行お披露目の「フロントランダー」との違いは?
2021年9月25日、トヨタの中国法人は新型SUV「フロントランダー」のティザービジュアルを公開しました。
これは、広汽トヨタが「カローラクロス」の姉妹車として登場する予定ですが、新たに一汽トヨタがカローラクロスの名前を冠する現地生産版を用意していることが判明しました。
この情報は中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトで判明しました。
工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが新型車を正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。
そのため、工信部が掲載する情報を元に、これからどのようなクルマが発表されるのかが事前にわかるシステムとなっています。
今回明らかになったのはトヨタと第一汽車の合弁会社「一汽トヨタ」が製造・販売を予定しているカローラクロスです。
2021年9月下旬には、前述の通りトヨタと広州汽車の合弁会社「広汽トヨタ」がカローラクロスをベースとしたフロントランダーを、2021年11月開催の広州モーターショー2021にて正式に発表すると予告しました。
カローラクロスは2020年7月にタイ市場を皮切りに発表され、2021年9月には日本向けモデルも発表、販売が開始されました。
最初に登場した海外向けモデルはフロント上部に大きめのグリルを有するデザインですが、日本向けモデルではそのグリルが下部に移動した独自のデザインとなっています。
広汽トヨタのフロントランダーは日本向けのカローラクロスとほぼ同一のデザインを与えられています。
中国での自動車メーカーにおいて、合弁会社をふたつ以上有する場合は、それぞれの合弁会社から同じ車種を、デザインが異なる姉妹車としてリリースする傾向にあります。
これらのことから、一汽トヨタから海外向けのデザインを持つカローラクロスが発表されるのではないかと予想されていました。
ちなみにこの2車種以外にも、「イゾア/C-HR」、「RAV4/ワイルドランダー」、「アリオン/レビンGT」、「クラウンクルーガー/ハイランダー」、「クラウンヴェルファイア/アルファード」などが、それぞれ一汽トヨタと広汽トヨタから姉妹車として販売されています。
気になるスペックを、工信部に届け出がなされた両モデルの情報から見ていきましょう。
基本となるボディサイズですが、一汽トヨタのカローラクロスが全長4460mmx全幅1825mmx全高1620mmとなっているのに対し、広汽トヨタのフロントランダーは全長だけが4485mmとなっています。
日本仕様が全長4490mmx全幅1825mmx全高1620mmなので、違いはほとんど存在しないといっても問題ないでしょう。両モデルの全長の違いも、フロントバンパーのデザインによるものと推測できます。
そのほかにおいても基本的には両車種は同一のスペックとなっています。
車両重量に関しては複数グレードの数値が記載されていますが、両車種とも1400kg付近です。
日本向けカローラクロス(ハイブリッド車/E-Four)では車両重量が1500kg付近にまで増加することからも、少なくとも現時点で両車種のE-Fourモデルはリリースされないことがわかります。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。