SUVで“本命ノート”登場!? 日産 新型「ノートAUTECHクロスオーバー」は5ナンバー枠死守でも存在感強調 走りも重厚感アリ?
FFモデルはキビキビ感、e-POWER 4WDモデルは重厚感のある走りが特徴
では、実際に乗るとどうだったのか? 試乗は神奈川県・追浜の「グランドライブ」で実施されました。クローズドコースであるメリットを活かし、一般道を想定した速度域からハイスピード領域までチェックできました。
まず、ハッチバックよりも腰を下げることなくスッと運転席に座れることにニンマリ。僅か25mmアップですが、この差は大きいと思いました。ただ、クロスオーバーっぽいと感じたのはここまでで、実際に走らせるとスバリ「目線の高いハッチバック」です。
一般的には車高を上げると、ノーマルに対して「ふらつきが増える」、「応答性がダルな方向」になりがちですが、ノートAUTECHクロスオーバーはそのネガを消すだけでなくAUTECHの「プレミアムスポーティ」をより実感できるフットワークに仕上がっています。
具体的にいうと、ステア系はハッチバックよりも操舵力は僅かに重め(扱い辛さは皆無)で、直進時はドッシリ感、操舵時はシッカリした手ごたえを感じるフィールです。ハンドリングはハッチバック同等のロール感、ステアリングレスポンスにするために全体的にシャキッとした印象です。
ただ、ハッチバックで感じた軽快さが抑えられている代わりに、まるでトレッドが広がったかのような落ち着きとタイヤがより路面に接地しているドシッとした感覚がプラスされています。
乗り心地はハッチバックよりストローク感が増しているのと、足が「よりスムーズ」、「よりシットリ」、「より重厚」に動いている印象です。
ちなみにバネレートはハッチバックよりも硬め(フロント:約10%、リア:約35%から約45%)の設定となっていますが、凹凸を乗り越える際のアタリやショックの吸収の仕方などは、むしろハッチバックのそれよりも優しく、動的質感は高いと感じました。
この辺りはオーテックの“匠”によるチューニングの効果ですが、クロスオーバー化による素性の悪さをカバーするだけでなく、AUTECHのプレミアムスポーティに見合う「小さなグランドツアラー的」な味付けになっています。
個人的にはノートAUTECHにもこのような味付けのフットワークの追加(ツーリングスペック)を期待したい所です。
ちなみにFFとe-POWER 4WDの乗り比べもしましたが、その差はノーマルのそれと同じ。相対的にいうとFFはキビキビ感、e-POWER 4WDは重厚感が強めに感じました。
個人的にはAUTECHのキャラクターを考えるとe-POWER 4WDのほうが“らしさ”は強いかな……と。
ちなみに価格差は26万円弱、なかなか悩ましい選択ですが、予算に余裕があるなら選んで損はないと思っています。
そろそろ結論にいきましょう。
AUTECHとしての軸をブラさずに、新たな挑戦がおこなわれたノートAUTECHクロスオーバー。
現時点では派生モデルの派生モデル……というニッチ狙いな感じですが、かつてオーテック扱いから日産のカタログモデルへと昇格した「ハイウェイスター」のように、個人的には今後ノートファミリーのなかで本家を超える“本命”になる可能性を秘めた一台だと思っています。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
ノートのクロスオーバーモデル出して日本市場向けはこれで充分なんて思ってないよね?
欧州で販売しているキャシュカイ(デュアリス)は持ってこないし、
エクストレイル(ローグ)とシルフィ(セントラ)もまだ日本は旧型のまま放置…
こんな金太郎飴みたいなラインナップの販売戦略じゃ
国内販売店は泣いてるぞ。
まるでノート クロスターといった所だな。
ホンダ フィットの失敗を真似してどうする?
全幅1700mmジャストって独立行政法人自動車技術総合機構・交通安全環境研究所の審査は大丈夫だったのかこれ?
本来1700mmきっちりの書類上の形式申請だと誤差の範囲上3ナンバー扱いになってしまうのですが、
オーテック仕様車は全車持ち込み登録扱いなのがミソ
要は改装しての検査登録所持ち込み登録という扱いなので、
構造変更手続き上の軽微な変更な為諸手続き不要となる±2㎝の範囲内に該当すると認められて
5ナンバーのままで登録は通るのだと思われます。
同じ車幅で書類上で3ナンバーになると
何か不都合あるのかな?
日本はいつまでも5ナンバー執着オジサンが
いてメーカーも大変だ。
同じ車幅で書類上で3ナンバーになると
何か不都合あるのかな?
日本はいつまでも5ナンバー執着オジサンが
いてメーカーも大変だ。