アルミ製のナンバー「封印」何のため? 「盗難車」防止にも役立つ? その目的とは
重要な役割をもつ「封印」 もし外れても再交付可能?
前述のように、重要な役割をもっているナンバープレートの封印ですが、万が一クルマをぶつけたり、何らかの衝撃が加わったりして封印が外れてしまったら、再交付を受けることもできるのでしょうか。
前出の国土交通省の担当者は、封印の再交付について以下のように話します。
「封印の再交付は『再封印』といい、居住地域が変わってナンバーを変更した場合や図柄入りのナンバーに変更した場合などには、再封印がおこなわれます。
再封印には手数料はかかりませんが、ナンバーと車両の同一性などは再度確認することになるので、車両とともに車検証をお持ちいただく必要があります」
このように、封印が外れてしまった場合などは再封印がおこなえますが、なかにはクルマの購入の際に、封印が誤って右側に取り付けられてしまったユーザーも居るようです。
もし、運輸支局や自動車販売店、整備工場で間違えて右側に封印を付けられてしまったらどのように対応したら良いのでしょうか。
封印を誤って右側などに取り付けられてしまった場合について、前出の国土交通省の担当者は以下のように話します。
「もし、封印が右側のボルトなどに取り付けられた場合には、再封印の手続きをおこなってもらう必要があります。
そして、取り付けをおこなった封印受託者に対しては監査をおこない、誤って取り付けた経緯などを調査することになります」
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このように封印は、各運輸支局へクルマが登録されたことを表していますが、その一方で、運輸支局への登録制度がなく、国が所有権を公証するものではない軽自動車にはナンバープレートに封印の取り付けがおこなわれないものとなっています。
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