打倒トヨタ「シエナ」か? 5m級新型MPV「クスト」発売! 1.5Lターボ設定で中国投入へ

北京ヒュンダイが2021年9月26日に新型MPV「クスト」を発売しました。中国で販売されるトヨタのMPVモデルと比べると、広汽トヨタの新型「シエナ」に近いボディサイズだといいますが、どんな特徴があるのでしょうか。

全長5m近いボディサイズの新型クスト

 ヒュンダイの中国における合弁企業「北京ヒュンダイ」(北京ヒョンデ)は、2021年9月26日にMPV(日本でいうミニバン)の新型モデル「クスト」を発売しました。

 北京ヒュンダイは、新型クストについて同社初のMPVだと説明しますが、どんなモデルなのでしょうか。

北京ヒュンダイ(北京ヒョンデ)の新型「クスト」
北京ヒュンダイ(北京ヒョンデ)の新型「クスト」

 新型クストは、ボディサイズが全長4950mm×全幅1850mm×全長1734mm、ホイールベースが3055mm。

 一例として、中国で販売されるトヨタの同カテゴリモデルと比較すると、2021年8月28日に同市場で発表された広汽トヨタの新型「シエナ」(全長5180mm×全幅1995mm×全高1765-1786mm、ホイールベース3060mm)に近いボディサイズといえます。

 デザインテーマに「パラメトリック・ダイナミクス」というコンセプトを掲げ、ヒュンダイの最新のファミリーフェイスを採用し、フレンドリーかつスタイリッシュな外観を演出。

 内装面では、2列目にボタンひとつでシートの調整が電動でできるキャプテンシートを採用(一部グレードで装備)。座り心地にも優れ、無重力感覚の乗り心地を実現しているといいます。

 また、この電動2列目キャプテンシートが装備されるグレードにおいては、1列目シートと2列目シートにベンチレーション機能と暖房機能も装着されるということです。

「後席会話モード」というドライバーと3列目の乗員とのやり取りを円滑にする機能も用意されるほか、内装全体で最大30の収納スペースを備え、使い勝手にも優れています。

 新型クストに搭載されるエンジンは、最高出力170馬力・最大トルク253Nmの1.5リッターターボと最高出力236馬力・最大トルク353Nmの2リッターターボで、トランスミッションは8速ATのみ、駆動方式はFFです。

 全24の機能から構成される安全運転支援機能も用意され、家族に安全なドライブを提供します。

 新型クストの価格は16万9800元から21万8000元(日本円換算で約292万円から約376万円)です。

 今後価格が正式発表される前述の新型シエナとあわせて、中国MPV市場でどれほどの存在感を示すことができるのか、注目されます。

【画像】トヨタ「シエナ」対抗となるのか? 5m級新型「クスト」はどんなMPV? 実車を画像で見る(25枚)

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