スバル新型「アウトバック」はデザインキープも中身が一新! 従来型と何が違う? 新旧モデルを徹底比較
スバル「レガシィ アウトバック」がフルモデルチェンジして6代目となる新型モデルが2021年10月に発表されます。従来型のアウトバックとはどこが変わったのでしょうか。新旧モデルを徹底比較します。
アウトバックはデザイン不変? でも中身が超進化していた!
スバルのフラッグシップSUV「レガシィ アウトバック」(以下、アウトバック)が7年ぶりにフルモデルチェンジして、6代目となる新型モデルが2021年10月7日に発表されます。
デザインとしては従来モデルのスタイルをキープしているように見えるものの、新型アウトバックは全面的に刷新されました。
新型モデルと従来モデルとの違いはどこにあるのか、両車を比べてみます。
新型アウトバックはボディサイズが拡大し、全長4870mm×全幅1875mm×全高1670-1675mm。従来モデルの全長4820mm×全幅1840mm×全高1605-1660mmより、全長、全幅、全高ともにサイズアップしました。
なお、最低地上高は200mm(従来モデル)から213mmへと上がり、オフロードでも安心して走行することが可能です。
ボディサイズは大きくなりましたが、ホイールベース2745mmや最小回転半径5.5mは従来モデルと同じで、取り回し性は変わっていません。
新型アウトバックの外観のデザインは、上質感とアクティブさを両立。スピード感のあるシルエットに厚みを強調したボディパネルや力強さを表現したクラッディングを組み合わせることで、存在感を際立たました。
新型アウトバックのフロントグリルは大胆なデザインのヘキサゴングリルを採用。LEDヘッドライトは従来モデルよりもやや小ぶりながら、スバル車に共通するこの字のクリアランスランプを備えました。
フォグランプの形状が変更され、従来モデルの丸型(マルチリフレクター式)から、六角形のヘキサゴンモチーフを用いた新デザインのLEDの丸型6連ランプとすることで、遊び心のある演出が加えられています。
新型アウトバックは、上質な「リミテッド EX」とタフな「X-BREAK EX」というふたつのグレードをラインナップ。
リミテッド EXの外観は、メッキ加飾のフロントグリルや切削光輝の18インチアルミホイールなど高級感のあるスタイルが特徴です。
一方のX-BREAK EXは、ラスターブラックのフロントグリルやダークメタリックの18インチアルミホイール、ルーフレール(ラダータイプ)、フロント&リアドアサイドクラッディング(エナジーグリーンのOUTBACK ロゴ入り)、ラスターブラックのOUTBACKリアオーナメントなどを装備し、アクティブな印象としました。
従来モデルでも上質だった内装は、新型アウトバックでは先進的なスタイルに進化しています。
なかでも目を引くのが、インパネ中央に配置された11.6インチの大型センターディスプレイです。
これは2020年にフルモデルチェンジしたスバル「レヴォーグ」(2代目)にも採用されている高精細のディスプレイで、ナビゲーションや車両設定、エアコン調整など、さまざまな機能を集約し、運転に必要な情報の認知や操作をよりスマートにおこなうことが可能です。
さらにメーターは、アナログ式だった従来モデルから一新され、こちらもレヴォーグで採用された12.3インチのフル液晶メーターを搭載。スピードメーターとタコメーターの2眼表示や地図表示、アイサイト表示の3モードを切り替えられます。
シートもよりプレミアム感が増しており、リミテッドEXは本革シートに高級感のあるナッパレザーをオプション設定(タン/ブラック)、X-BREAK EXはダークグレーの防水素材シート(エナジーグリーンステッチ)を装備しました。
北米モデルは、SIA(アメリカ)生産。国内モデルは群馬産と生産地が異なるので、アプライドモデルはA型でしょう。
北米モデルの逆輸入ならBかC型でしょうけど。