トヨタ新型SUV「フォーチュナーGRスポーツ」発表! 黒グリルや専用エアロで強力武装 タイで登場

トヨタ新型「フォーチュナーGRスポーツ」が2021年8月26日にタイで登場しました。トヨタの海外専売SUV「フォーチュナー」のスポーティ仕様となりますが、どんなクルマなのでしょうか。また、インドネシアで発表された同名のクルマとはどんな違いがあるのでしょうか。

新たにモノチューブショックアブソーバーを採用

 トヨタのタイ法人は、2021年8月26日に新型「フォーチュナーGRスポーツ」を発表しました。トヨタが海外で販売するSUV「フォーチュナー」のスポーティ仕様となりますが、いったいどんな特徴があるのでしょうか。

タイで発表されたトヨタ「フォーチュナーGRスポーツ」
タイで発表されたトヨタ「フォーチュナーGRスポーツ」

 フォーチュナーは、東南アジアやオーストラリアなどで販売されるSUVで、ボディサイズは全長4795mm×全幅1855mm×全高1835mm。

 標準モデル(タイ仕様)では2.8リッターディーゼルターボ(最高出力204馬力・最大トルク500Nm)と2.4リッターディーゼルターボ(最高出力150馬力・最大トルク400Nm)の2種類のエンジンが設定され、ともにパドルシフト付き6速ATと組み合わされます。駆動方式は2WD(FR)と4WDが選択可能です。

 今回発表された新型フォーチュナーGRスポーツは、2.8リッターディーゼルターボと4WDシステムを搭載した仕様をベースに、トヨタのモータースポーツブランド「TOYOTA GAZOO Racing」のエッセンスを注入。

 レース活動の現場で得た知見も活用し、開発が進められたといいます。

 外観は、GRエンブレムが刻印された新デザインのブラックフロントグリルや、同じく新デザインのリアスポイラー、GRスポーツ仕様専用色の20インチアルミホイールなどを装着。

 3列シートが装備される内装では、レッドステッチとGRエンブレムがあしらわれた専用のシートや、レザーが随所に配されたステアリングやシフトカバーが、スポーティさを演出します。

 さらに、足まわりにはGRエンブレム入りのレッドブレーキキャリパーも採用されたほか、新開発のモノチューブショックアブソーバーが装備されたことで、すぐれた操縦安定性を実現しました。

 予防安全装備として、衝突被害軽減ブレーキなどが含まれるトヨタセーフティセンスのほか、ブラインドスポットモニターなども採用されています。

 タイ仕様の新型フォーチュナーGRスポーツの価格は、187万9000バーツ(日本円換算で約639万円)に設定されます。

 ちなみに、2021年8月9日にインドネシアで同じ車種名となる新型フォーチュナーGRスポーツ(インドネシア仕様)が発表されましたが、フロントグリルをはじめとした外観の違いや、2.4リッターディーゼルターボを搭載する点、2WDのみ設定される点など、タイ仕様の新型フォーチュナーGRスポーツとは異なる仕様のSUVとなります。

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