トヨタの人気車「ヤリス」「アクア」「ルーミー」どれを選ぶ? 用途に応じたベスト車は?
昨今は小さなクルマが人気を集めていますが、なかでもトヨタはコンパクトカーのラインナップが豊富です。そのなかでも人気の「ヤリス」「アクア」「ルーミー」はどれを選んだら良いのでしょうか。
トヨタの人気コンパクトカー3車種を徹底検証! 長所と短所は?
いまは安全装備や運転支援機能の充実でクルマの価格が上がり、従来以上にコンパクトカーが人気を高めています。
そのため、新車として売られる乗用車の25%がコンパクトカーとなり、軽自動車の38%の次に多いジャンルとなりました。
なかでも小型車や普通車を中心にランナップするトヨタはコンパクトカーが充実。販売店の数も全国に約4600店舗と、ホンダと日産の2100店舗前後と比較しても販売網は2倍以上となり、「自分に最適なコンパクトカーをトヨタ車の中から選びたい」と考える人も多いでしょう。
そこでトヨタ車のコンパクトカーのなかでも、とくに買い得で販売好調な「ヤリス」「アクア」「ルーミー」を比べてみます。この3車種の長所と欠点はどのようなところにあるのでしょうか。
●ヤリス
■メリット
・全長が3940mmと短く、最小回転半径も4.8mから5.1mに納まっていて運転しやすいです。
・1リッター/1.5リッターガソリンエンジン、1.5リッターハイブリッドが用意され、目的に応じて選択できます。
・ハイブリッドのWLTCモード燃費は35.4km/Lから36km/Lで、国産車のなかでもっとも優れています。
・車両重量はハイブリッドでも1100kg以下と軽く、軽快な走りを楽しめます。
■デメリット
・後席の足元空間が狭く、4名で乗るなら居住性に注意しましょう。乗降性も不満です。
・リアゲートが寝ているので、背の高い荷物は積みにくいです。
・14インチタイヤ装着車は、指定空気圧の影響もあって乗り心地が硬めです。
・ガソリンエンジン車は、登坂路などで3気筒エンジン特有のノイズが耳障りです。
●アクア
■メリット
・内装の質はヤリスやルーミーよりも高く、プレミアム感があります。
・アクアよりもホイールベースが50mm長く、後席の足元空間も広いから4名乗車も快適です。
・ハイブリッドは加速が滑らかで、ヤリスハイブリッドと比べてもノイズが小さいです。
・全高は3車種のなかでもっとも低い1485mm(1505mm/E-Four)、ホイールベースは一番長い2600mmなので、安定性が優れています。
・路上の段差や細かなデコボコを足まわりが上手に吸収して、乗り心地が柔軟です。
■デメリット
・サイドウインドウの下端を後ろに向けて大きく持ち上げたので後方視界が悪いです。
・後席に座ったときも、サイドウインドウが狭いために閉鎖感を伴います。
・天井が低く、後方に向けて下降させているので、後席は頭を下げて乗り降りする必要があります。
・オプションの運転席パワーシートは、スイッチ操作の反応が鈍く扱いにくいです。
・ハイブリッド専用車ということもあり、最廉価の「B」グレード以外は、価格が200万円を超えます。
・売れ筋グレードのWLTCモード燃費は33.6km/Lと、ヤリスハイブリッドよりも若干悪いです。
●ルーミー
■メリット
・標準ボディの全長は3車種のなかでもっとも短い3700mm。最小回転半径も4.6mに収まります。
・全高は1735mmと高く、車内は3車種のなかで一番も広いです。後席を畳むと自転車も積めます。
・荷室の床を反転させると、汚れを落としやすい素材が貼られているので、気兼ねなく収納できます。
・大型のトレイやカップホルダーを装着して、日常的な使い勝手を向上させました。
・後席側にはスライドドアが装着され、子供や荷物を抱えた状態でも乗り降りしやすいです。
■デメリット
・後席は床と座面の間隔が足りず、足を前側へ投げ出して座ります。座り心地も不満です。
・峠道などのカーブを曲がるときは揺り返しが大きく、走行安定性を改善して欲しいです。
・路上の大きめのデコボコを乗り越えると、乗り心地が粗くなりやすいです。
・車両重量は約1000kgなのに、エンジン排気量は1リッターなのでガソリンエンジンはパワー不足です。
全高は高さ制限あるから1550mm以下は必須で
全長は4700以下ならもっとなどの 長くてもいいから
長物の荷物が入りやすいカローラフィールダーで