トヨタ斬新「シエンタSUV」に再注目! “3列7人乗り”仕様あり&「車高アップ×黒顔」のタフスタイル! お洒落な“ブラウン内装”が目を惹く「シエンタ クロスオーバー」台湾モデルとは?
かつて台湾市場で展開されていた「シエンタ クロスオーバー」。日本で販売されているシエンタとの違いはどこにあるのでしょうか。
「シエンタ」を20mmリフトアップしたSUV仕様!
トヨタ「シエンタ」は、2003年の発売以来、日本の道路事情に適した扱いやすいコンパクトミニバンとして人気を博しています。
現行モデルは2022年にフルモデルチェンジした3代目です。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表する「乗用車ブランド通称名別順位(新車販売ランキング)」によると、2025年3月は3位(1万2644台)にランクインしました。
そんなシエンタですが、かつて台湾では日本未発売の「シエンタ クロスオーバー」というモデルも販売されていました。

台湾仕様のシエンタは2016年に登場し、小型MPVセグメントで連続して販売台数1位を獲得するなど、好調な販売実績を記録しました。
そして、台湾市場専用のシエンタ クロスオーバーは2020年12月に発表されました。
シエンタ クロスオーバーは、2代目シエンタをベースにしたモデルで、ボディサイズは全長4350mm×全幅1695mm×全高1700mm。
台湾仕様のシエンタ標準モデルと比べ、全長は90mm長く、全高は25mm高くなっています。
最低地上高は165mmで、標準モデルより20mmリフトアップされているのが特徴です。
足回りは台湾の路面環境に適したセッティングに変更され、サスペンションの減衰力はフロントで16%、リアで31%向上しています。
シエンタ クロスオーバーは専用のデザインを採用し、アウトドアシーンにマッチするタフさとスポーティさを強調しています。
ボディ底面の中央部には、フロントとリアにシルバーのガーニッシュを装着。
フロントグリル周りからサイド、リアにかけてブラックの加飾を施し、ルーフレールも追加されています。
また、フロントライト下のガーニッシュはボディカラーと同色に塗装されています。
内装はブラックとブラウンの2トーンカラーを採用し、落ち着いた雰囲気と高級感を演出しています。
安全装備としては、衝突回避や被害軽減をサポートするプリクラッシュセーフティを含むTSS(Toyota Safety Sense)が標準搭載されています。
SUV風の外観を持ちながら、駆動方式はFF(前輪駆動)のみで、搭載されるのは最高出力140ps・最大トルク17.5kgmの1.8リッター直列4気筒ガソリンエンジンです。
日本仕様と異なり、1.5リッターエンジンやハイブリッドの設定はありません。
価格は5人乗りが74万9000台湾元(約328万円)から、7人乗りが82万9000台湾元(約363万円)から販売されていました。
※ ※ ※
日本で販売中の3代目シエンタには、今回紹介したクロスオーバー仕様やアウトドア志向のグレードは設定されていません。
一方、同クラスのホンダ「フリード」には、専用パーツを装着したアウトドア感のある「クロスター」が設定されています。
そのためシエンタ クロスオーバーの復活、そして日本導入を望む声も少なくないようです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。