なぜ立ち入る? 多発する歩行者や自転車の首都高「誤進入」 原因や対策とは
首都高がおこなっている対策とは?
単純計算でも毎日1件以上の誤進入がある首都高ですが、当然ながら首都高側も未然に防ぐべく、さまざまな対策を施しています。広報担当者は次のようにいいます。
「街路接続部の立入や逆走対策として、首都高の全出入口に立入禁止の看板や大型の注意喚起看板(横断幕)、路面には矢印や文字などを配置しています。
さらに歩行者の立入が複数件発生している箇所については、想定される動線などを確認しながら対策の強化を検討・実施しているところです」
追加対策として、歩行者や自転車などの立入を物理的に阻止するラバーポールの設置や注意喚起の看板を追加設置、高速道路と一般街路を区別するために黄色い舗装なども実施しているそうです。
「また街路接続部の立入や逆走対策として『立入、逆走検知・警告システム』の導入もはじまっています。
これは首都高の出入り口に配置された、歩行者や自転車などの誤進入や立入、逆走車(後退を含む)を自動で検知するシステムです。
現地に設置しているLED警告表示板とスピーカーからの自動音声で立入・逆走車に対して警告をおこないます」(首都高広報)
このシステムでは、自動音声だけでなく交通管制室にも立入・逆走の検知をリアルタイムで通知され、交通管制官が設置されたスピーカーから音声での注意喚起(声がけ)や、誤進入した人をいち早く保護するために交通パトロールカーを派遣することも可能になっているとのことです。
ちなみにクルマで走行中に誤進入を見かけた場合は、首都高なら「道路緊急ダイヤル(#9910)」、一般道なら110番での通報を呼びかけています。
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