ガチンコ勝負! 日産新型「Z」とトヨタ「スープラ」 決め手は「MT仕様があるか」 日米共通のニーズとは
日産を代表する「フェアレディZ」とトヨタを代表する「スープラ」共に、同じような共通点がある2台ですが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
フェアレディZとスープラの違いとは
日産新型「フェアレディZ(北米名:Z)」が2021年8月17日(日本時間18日)に米国・ニューヨークで世界初公開されました。
日本でも人気の高いスポーツカーながら、北米市場でもすでに多くのユーザーが購入する意思を示すなど、2022年春の北米発売が待ち遠しいようです。
一方で、米国メディアではトヨタ「スープラ」をライバルとしていますが、日本を代表する2台のスポーツカーはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。
フェアレディZは、1969年に初代モデル(S30型)が登場してから2019年で50周年を迎えました。
初代モデルが発売された当時、製造台数の多くは北米向けに輸出されるほどの人気となり、「Z Car(ズィー・カー)」と呼ばれるなど大ヒットしました。
その後、2代目(S130型/1978年)、3代目(Z31型/1983年)、4代目(Z32型/1989年)、5代目(Z33型/2002年)、6代目(Z34型/2008年)、7代目(Z34型/2021年)とモデルチェンジを繰り返しています。
最新版となる7代目フェアレディZは、プラットフォームこそ先代と同じですが、約80%の部品を刷新。デザインは、S30型やZ32型などを取り入れた形で「Zらしさ」を継承しています。
ボディサイズ(北米仕様)は、全長172.4インチ(約4379mm)×全幅72.6インチ(約1844mm)×全高51.8インチ(約1316mm)、ホイールベース100.4インチ(約2550mm)です。
パワートレインは、最高出力405psを発揮する3リッターV型6気筒ツインターボエンジンに6速MTまたは新開発の9速ATを組み合わせています。
新型フェアレディZの価格に関して正式発表はされていないものの、北米市場では4万ドル(約440万円)からといわれています。
一方のスープラは、1978年に2代目「セリカ」の上級モデルとして「セリカXX(北米名セリカ・スープラ/A40型・A50型)」が誕生したことから歴史は始まります
北米市場向けのクルマとして誕生したセリカ・スープラは、セリカの全長を140mm、ホイールベースを130mm延長して直列6気筒エンジン搭載したモデルです。
その後、2代目(1981年/A60型)を経て、3代目(1986年/A70型)からスープラとして独立車種となり、4代目(1993年/A80型)、そして2019年にBMWとの協業から誕生した5代目(DB型・通称A90)と歴史が継承されています。
最新版のDB型は、BMW「Z4」とプラットフォームやコンポーネントは共通ですが、パワートレインやチューニングなどは異なっています。また、「スープラらしさ」を出すために「直列6気筒エンジンを積んだFR車」を継承しました。
ボディサイズ(2021年時の日本仕様)は、全長4380mm×全幅1865mm×全高1290mm-1295mm、ホイールベース2470mmとなっています。
パワートレインは、387馬力を発揮する3リッター直列6気筒ターボエンジン(RZ)と2リッター直列4気筒ターボエンジン(SZ:197馬力/SZ-R:258馬力)の全3種類を設定。
スープラの価格は、日本仕様が499万5000円から731万3000円、北米市場は4万3090米ドルから5万4590米ドル(約473万円から約599万円/A91Edition除く)です。
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日産とトヨタを代表する2シータースポーツですが、共に北米市場での人気から火が付いたモデルとなり、2021年現在でも北米ファンを熱くするクルマです。
パフォーマンスや価格において直接的なライバルとなりますが、日米のSNSでは「6速MTがあるからZが良い」「400馬力超えは魅力」という声が共に挙がっており、MTへのニーズや、馬力への憧れなどは共通するクルマ好きの想いといえそうです。
性能で選ぶならAT。燃費やらイージードライブで負担は減る。ただ乗らされているだけの感覚。確かにパドルシフトがあるから自分の意思でシフトチェンジ出来るが、効率と燃費重視で乗るならプリウスでも乗ってろ。クラッチとシフト操作をして自由なフィーリングで走らせる。それがスポーツカーに乗る醍醐味だろ。
スープラの全幅の数字間違ってますよ!
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。
スープラの全幅の数字間違ってますよ!
スープラで1,700mm未満は有り得ないですよ。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。