トヨタ「シエナ」キラーとなるか? 5m級新型「クスト」はどんな大型ミニバン? 中国MPV市場をかき乱す?

北京ヒュンダイが中国で公開した新型ミニバン「クスト」。日本の自動車メーカーも、中国でさまざまなミニバンを展開しますが、トヨタのミニバンと競合する可能性はあるのでしょうか。

北京ヒュンダイから登場した新型ミニバンとは?

 ヒュンダイ(ヒョンデ)と北京汽車の中国における合弁企業「北京ヒュンダイ(北京ヒョンデ)」は、新型ミニバン「クスト」の外観を2021年8月5日に発表しました。

 価格など、詳細は今後明らかになっていくと見られますが、中国のミニバン市場においてどのようなモデルと競合する可能性があるのでしょうか。

北京ヒュンダイ(北京ヒョンデ)が公開した新型「クスト」
北京ヒュンダイ(北京ヒョンデ)が公開した新型「クスト」

 ヒュンダイは、2021年3月17日に新型ミニバン「スターリア」を発表し、韓国本国で発売済みとしているほか、東南アジアやオセアニアで投入する動きを見せています。

 しかし、2021年8月時点で北京ヒュンダイから新型スターリアに関するアナウンスはなく、中国で販売される新型クストと棲み分けされると見られています。

 新型クストは全長4950mm×全幅1850mm×全高1734mm、ホイールベースが3055mmに設定され、後席両側スライドドアを装備します。

 近年、中国ではMPV市場(ミニバンカテゴリは、海外ではMPVとも呼ばれる)が活況を呈しているといわれており、トヨタも現地合弁企業(広汽トヨタおよび一汽トヨタ)からも「アルファード」や「ヴェルファイア」が高級ミニバンとして登場。

 さらに、近い将来トヨタの海外専売ミニバン「シエナ」が中国で現地生産・販売される計画もあると報じられています。

 シエナは現行モデルで4代目にあたり、現在はアメリカ市場を中心に展開。全長5174-5184mm×全幅1994mm×全高1740-1770mmと、新型クストに近いボディサイズとなります。

 両車の価格帯によっては競合する可能性も考えられる状況で、中国のミニバン需要にどのように応えていくのか注目されます。

 それではここでクイズです。

 トヨタの海外専売車のシエナは、日本でも有名なあるミニバンの後継モデルとして初代モデルがアメリカで登場しました。シエナの前身となったそのミニバンとは、いったいどれでしょうか。

【1】ガイア

【2】グランビア

【3】イプサム

【4】エスティマ

※ ※ ※

 正解は【4】の「エスティマ」です。

 シエナの初代モデルは1997年にアメリカで登場。位置づけとしては、北米仕様の初代エスティマ(北米名:プレビア)の後継車とされていました。

 ちなみに4代目シエナは、アジア圏では台湾や韓国でも販売されています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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