日産新型「Z」約440万円でも安い!? 全米が歓喜! 高性能で6速MT搭載の日本車が米で絶賛される訳
日本車人気には映画「ワイルドスピード」の影響も?
アメリカではパワーも必要らしい。昔からアメリカのクルマ好きは、ホイールスピンするようなハイパワーエンジンに乗りたがる。
これはマツダもわかっており、アメリカ仕様のロードスターは2リッターだけ。それでもパワー不足だといわれているようだ。
86の人気も高いが、これまた映画「ワイルドスピード」でイメージ付けられた日本のスポーツモデルの期待値に届かない。
400hp(405馬力)の新型Zは、0-60マイル加速で5秒を切ると紹介されており、すでに人気赤丸急上昇中。
日産が作った公式動画を見ると、シフトアップ時の音はまんまワイルドスピードの効果音です。
アメリカの日本車好きは、ワイルドスピードに洗脳されちゃってるんだと思う。新型Z、アメリカ人にとってど真ん中の日本車なのだろう。
そのあたりの雰囲気や期待値を新型Zの開発を担当した田村さんもわかっているらしく、マニュアルトランスミッションのクラッチに日本のチューニングパーツメーカーであるエクセディを使っているといったり、ホイールがレイズだといったりして火に油を注ぐ。
アメリカのクルマ好きはパフォーマンスを考えたら約4万ドルは安いとさえ考えているようだ。
すべてのアメリカのメディアは、発表された2021年8月18日のトップ記事として新型Zを取り上げているほど盛り上がっています。
1969年に発売された初代フェアレディの「Z」の意味は「フェアレディZの父」と呼ばれる故片山豊が開発陣に送った「Z旗」(開戦の印)とも「アルファベットの最後で究極」ともいわれている。
新型Zは「ガソリン車最後」という意味にもなりそうです。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
30の遺伝子を感じるデザインですね。期待できそう…早く実車を見てみたい。