全長6m級トヨタ「タンドラ完全キャンプ仕様」 ハリウッドスターが手掛けたタフ過ぎるオフロードマシンとは
昨今、クルマとアウドドア(キャンプ)を組み合わせた特別仕様車やカスタマイズが注目を集めています。そうしたなかで、2018年には北米トヨタとハリウッドスターが手掛けた「タンドラ キャンプ仕様」がお披露目されました。
ハリウッドスターが手掛けたタンドラキャンプ仕様とは
トヨタの北米法人(以下、北米トヨタ)は、2021年秋以降に新型「タンドラ」を正式発表するとアナウンスしています。
トヨタがラインナップするフルサイズピックアップトラックのタンドラですが、かつてハリウッドスターのケビン・コスナー氏が手掛けたカスタムカーことケビン・タンドラが存在しました。
初代タンドラは1999年に登場して以来、プロユースやホビーユースなど多彩に使えるクルマとして、幅広いユーザーから支持されています。
2014年に登場した現行モデルのボディサイズは全長5814mm×全幅2030mm×全高1925mmとなり、パワートレインは5.7リッターV型8気筒エンジンを搭載。
ケビン・コスナー氏が手掛けたケビン・タンドラも現行モデルがベースで、世界最大級のカスタムカーイベント「SEMA2018」に向けて製作されました。
このケビン・タンドラは、大自然を征服するために作られたトラックで、コスナー氏の自然への情熱とアクティブなアウトドアライフに合わせて、さまざまなカスタム装備が施されています。
ケビン・タンドラではユーティリティとオフロード性能を向上させるために、エクステリアの大きな特徴となる専用のスチール製カンガルーバー&ガードとリアのバンパーを製作。さらに、フロントバンパーにはウインチとLEDライティングバーが取り付けられています。
荷台部分には、新しい2ピースのルーフラックを設計・製作して、さまざまなキャンプ用品などアウトドアに必要なものをたっぷりと収納することができるほか、巨大なタープも装着可能です。
インテリアには、リアシート下とセンターコンソールに金庫を2個装備。ベッドには保冷用デュアルゾーン・クーラーを設置しています。
このケビン・タンドラは、ケビン・コスナー氏の冒険をサポートするだけでなく、彼の家族のためにも作られており、フロントシートのヘッドレストにはテレビモニターが設置され、子供たちのためにはパッド付きの寝台が用意されています。
さらに、TRDエキゾースト、4.5インチのBDSサスペンションリフトとFoxコイルオーバー&ショック、18インチのMethod Raceホイールと35インチのNittoタイヤ、キャブの長さに合わせたN-Fabサイドステップなどの各種アップグレードを施しています。
このプロジェクトの製作と組み立ては、テキサス州マッキーニーのComplete Customs社が担当しました。
Complete Customsのオーナー兼チーフビルダーのショーン・フライリッチ氏は、次のように述べています。
「ケビンは最初から最後までこのプロジェクトに関わっていました。彼は、自分のコンセプトを伝えるために個人的に描いた図面を持っていました。私は彼のアイデアに基づいていくつかのレンダリングをおこない、その後、彼の家に飛んでいって彼に会い、最終的な詳細を詰めていきました」
また北米トヨタのエド・ラウクス氏は次のように述べています。
「ケビン氏からタンドラをフィーチャーしたビデオコンテンツでコラボレーションしないかという電話をもらったときは嬉しかったです。
彼は熱心なアウトドアマンで、使う道具にもこだわりを持っており、彼のニーズに最適なトラックとしてタンドラを選んでくれたことは、私たちの製品を高く評価してくれていると思います」
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ケビン・タンドラは、SEMAに出展される前から、コロラド州の牧場で彼のボートを牽引して釣りに出かけたり、モンタナ州でのテレビドラマ「イエローストーン シーズン2」のロケに同行したりと、タンドラはその性能を発揮してきたといいます。
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