昨今、アウトドアや車中泊が人気となっており、日本ではトヨタ「ハイエース」などをベースにしたキャンピングカーが定番となっています。
　
　そうしたなかで、中国の上汽集団（SAIC MOTOR）が展開する上汽大通（SAIC Maxus）ブランドは多様なキャンピングカーを販売しており、ラインナップのなかには2階建てになる仕様が存在します。

　上汽大通は、MPV（日本でいうミニバン）やSUV、ピックアップトラック、商用バン、電気自動車（EV）、燃料電池車（FCV）などさまざまな車種を展開しています。

　キャンピングカーとしては、日本と同じようにバンコンやキャブコン、トレーラーなどが存在。

　今回、2階建てになる仕様は、「ライフホーム V90 ヴィラエディション」という上級モデルです。

　これまでのキャンピングカーは、ルーフ部分を跳ね上げるタイプや、後方居住部分が横方向に迫り出すタイプなどが存在しましたが、ヴィラエディションは居住部が上方向に電動で持ち上がる仕組みとなっています。

　居住部分は、1階がキッチンやソファーが設置され広さは20平米、中2階ともいえる運転席上部には就寝スペースを配置。

　持ち上がった2階部分には、掘りごたつを備えたガラス張りの空間となり12.4平米の広さがあります。

　ベースとなるライフホーム V90のボディサイズは、全長5990mm×全幅2420mm×全高3081mm。

　パワートレインは、2リッターエンジンに6速ATを組み合わせて148馬力を発揮し、最高速度は145km／hです。

　ライフホーム V90の価格は、日本だと約800万円からとなっており、ヴィラエディションに関しては装備や仕様により異なるものの約4500万円となるようです。