300馬力超のハイパワーが魅力的! 中古なら150万円前後で狙える高性能車とは
SUVブームの一歩手前で終了してしまった高性能モデルとは?
●日産「スカイラインクロスオーバー」
SUV人気にともない、小型SUVやクーペスタイル、クロスオーバーなどさまざまなスタイルのSUVが登場していますが、なかでもクロスオーバーは、セダンやワゴンとSUVらしい車高や悪路走破性を組み合わせたイイトコ取りともいえるジャンルです。
そんなクロスオーバー人気が盛り上がる手前で惜しくも生産終了してしまったのが、日産「スカイラインクロスオーバー」です。
もともとは2007年に北米で登場したインフィニティ「EX35」として登場。そして日本でのSUV人気を当て込み、馴染みのある「スカイライン」ブランドを引っ提げて2009年に国内導入されました。
スカイラインクロスオーバーは北米向けだったこともあり、全長4635mm×全幅1800mm×全高1575mmというSUVとしてもミドルクラスに匹敵する大きさで、そこへ搭載されるのは330馬力ものハイパワーを誇る3.7リッターV型6気筒エンジンです。
しかも日産の4WDシステム「アテーサE-TS」を搭載したモデルだけでなく、FRモデルもラインナップしており、GTをも視野に入れていたラインナップになっていました。
一見すると「ムラーノ」と「フーガ」を足して2で割ったようなイメージですが、使い勝手としてはまさにSUVとセダンの良いところを持ち合わせており、ロードクリアランスを確保した高級スポーツサルーンとして、現在であったら違った人気を獲得できた可能性もあります。
ちなみに車線逸脱防止システムや前走車に近付き過ぎると表示と音で知らせる前方車両接近警報などもオプションで用意されていました。
現在中古車市場では、スカイラインクロスオーバーは、100万円前後から探せます。もともと新車価格が440万円以上の高級車ですが、それがこの価格で手に入るというのは、大排気量エンジンということが理由でしょう。
しかし大排気量ならではのハイパワーを、アメリカンSUVのようにゆったり乗ることもできるという点において、とても魅力的な1台です。
●トヨタ「クラウンハイブリッド」(13代目)
古くから日本の高級車といえばトヨタ「クラウン」でした。
時代のすこし先をいく絶妙な高性能さをキープしつつ進化を続ける高級サルーンのクラウンは、1999年に登場した11代目より高級快適仕様の「ロイヤルサルーン」と、ユーザーの若返りを図ったスポーティ路線の「アスリート」をラインナップし、国内専売モデルとして確固たる地位を守り続けてきました。
2001年のマイナーチェンジでマイルドハイブリッドモデルが追加投入されましたが、まだ本格導入ではありませんでした。
2008年に登場した13代目は、ロイヤルサルーンとアスリートに加え、「ハイブリッド」をラインナップに追加。
全長4870mm×全幅1795mm×全高1470mmというボディに搭載されるのは、296馬力を誇る3.5リッターV型6気筒エンジンと200馬力のモーターという組み合わせで、システム全体で345馬力ものハイパワーを発揮します。
さらに世界初となるドライバーの目の開閉状態を検知しさらに衝突被害低減を目指した「ドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティシステム」まで搭載するなど、ハイパワーと高い安全性を両立していました。
そんな13代目クラウンは、現代でも通用する先進安全装備を豊富に搭載しながら、生産終了から約10年ということもあり中古車価格は70万円から150万円前後で探せます。
唯一のネックは税金です。年式によっては新車登録から13年以上経過し、自動車税が重課されはじめています。
それでも国産高級車ならではの信頼性の高さもあり、安全にハイパワーを堪能できます。
※ ※ ※
今の時代、ハイパワーの数値が自慢になるわけではありませんが、余裕があるということが最大の魅力です。
しかもハイパワーなエンジンに見合うだけのラグジュアリーなインテリアも備わる高級モデルを150万円前後で手に入れるというのは、賢い選択のひとつではないでしょうか。
下らない‼️
私の父がのる
210系クラウンアスリートは「トヨタ」だぜ
V6 3,5リッターで315馬力