2人乗り商用仕様の「ヤリス」や「ジムニー」ってアリ!? イケてる海外モデルは日本でもウケる?

海外では日本にはない仕様のモデルが販売されており、トヨタ「ヤリス」やスズキ「ジムニー」を2人乗りにして後席を荷室に変更した商用車が存在しています。これらについて日本のユーザーはどのように思うのでしょうか。

ヤリスやジムニーが2人乗りに!?

 トヨタのコンパクトカーとして人気を博している「ヤリス」。

 5ナンバーサイズの小さなボディに、1リッターガソリン、1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッドのみっつのパワートレインを用意し、キビキビとしたスポーティな走りが魅力となっています。

2人乗りで後席が荷室になったトヨタ「ヤリス バン」(スペイン仕様)
2人乗りで後席が荷室になったトヨタ「ヤリス バン」(スペイン仕様)

 前身は「ヴィッツ」ですが、2020年2月のフルモデルチェンジを機に、海外名として使われていたヤリスを国内でも名乗ることとなりました。

 その評価は海外でも高く、現行モデルはヨーロッパ・カーオブザイヤー2021を受賞。トヨタとしては、2000年に初代ヤリスが初受賞、2005年に2代目「プリウス」が受賞しており、16年ぶりの栄光に輝いています。

 世界で愛されるヤリスですが、スペインでは現行ヤリスをベースにした2人乗りの商用仕様が登場しました。

 日本にはない商用バンとしてのヤリスについて、日本のユーザーはどのように感じたのかアンケートを実施しました。

 まず、「2人乗りのトヨタ ヤリス バン(商用)がスペインで登場しました。このクルマについてどう思いますか?」という質問では、「とても良い」と「まあまあ良い」が同率の33.3%、「それほど良いと思わない」が25.5%、「まったく良いと思わない」が7.8%となり、3分の1の回答者が好印象を抱いていました。

 スペインで登場したヤリス バンは2人乗りですが、リアドアはそのまま残して後席を取り払って荷室に変更。720Lの荷室容量を確保しています。

 また、前席と荷室のあいだに金網を装着。荷室はゴム張りで、荷物を固定できるように固定フックを設けるなど、運搬に適したモデルとして登場しました。

 パワートレインは1.5リッターハイブリッドで、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」や、Apple CarPlay・Android Autoといったスマホ連携に対応したディスプレイオーディオ、15インチアルミホイール、フォグランプなどを標準装備します。

 なお、日本のヤリスは全幅1695mmでいわゆる5ナンバーサイズですが、欧州で販売されるヤリスは全幅1745mmとワイド化しています。

「日本に導入されたら売れると思いますか?」と質問したみたところ、「日本でも売れると思う」が39.2%、「日本では売れないと思う」が60.8%となりました。

 日本では売れないと思う回答者のほうが上回る結果となっていますが、その理由として多くの人が指摘したのが「日本は商用バンが豊富にある」ということです。

「コスト面でプロボックスより安くなるとは思えない」「軽バンのほうが取り回しが良く、積載性が高い」「より荷室のワンボックスタイプがすでに存在する」など、ヤリス バンよりも荷室が有効に使えるモデルには敵わないというコメントが寄せられました。

 さらに、「個人的にはありだと思うが、これだけ背が低いクルマは乗降姿勢や荷積み荷下ろしでかなり腰へ負担がかかる」や、「ハイゼットキャディ、ミラージュザイビクス、レックスバン、2シーターはすべて失敗しました」といった意見も見受けられました。

 一方、「日本でも売れると思う」と回答した人は、「営業の外回りとかで使い勝手良さそうだから」「走りと積載性能が両立している」「スモールカーユーザーは3名以上乗車することがほとんど無く、このサイズでラゲッジスペースが大きいのは魅力」など、コンパクトでありながら荷物が載せられるところに興味を持った回答者もいます。

 スペインのヤリスバンのほかにも、欧州では商用仕様として2人乗りスズキ「ジムニー」が販売されており、これについて日本でも販売してほしいと思うかという質問もしています。

 結果は、「日本でも販売してほしい」が70.6%、「販売してほしいとは思わない」が29.4%と、販売を希望する人のほうが上回りました。

 日本でも販売してほしいという人の意見では、「ジムニーの後席はもともと本格的な乗用には使えない。2シーターにして価格が下がるなら、商用使用以外の需要があると思う」「レジャー用途や税金の面でメリットがある人には売れそう」など、もともと後席があっても使い勝手があまりよくないジムニーだけに、いっそ2人乗りにしたほうがメリットがありそうという意見があがっています。

※ ※ ※

 日本ではかつてホンダ初代「シティ」に「シティプロ」として2シーター車が設定され、スズキ初代「アルト」では物品税が免税となることから2シーターのバンがありましたが、現在はそのようなコンセプトのモデルはありません。

 しかしキャンプ熱が再燃しているいまだったら、2人乗りで後席を荷室にしたモデルはアウトドアレジャーに最適なモデルとして人気が出るかもしれません。

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4件のコメント

  1. 日本のメーカーなのだから 順番としては日本から販売するべきと思う。だからつまんない車種の選択肢になるんだよね。

  2. 日本メーカーなのだから順番としては日本から先に販売するべきです。後回しにするメーカーが悪い。 

  3. 謎のリヤドア

  4. 海外は日本のルールなら定時と言う名の遅刻出勤や定時退社が当たり前で残業も特に無いし
    日本で言う社蓄的な扱いはされていない、休憩ルームもあったりするからリクライニングする必要が特に無いからこう言う車がまかり通る

    日本で導入しないのは日本人は社蓄だから時に人を乗せ時に満載にし時に車内で寝なければいけないからだ

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