【40台限定/1億円】ゲンバラJrのオフロード・スーパーカーは「911ターボS」がベース
1億円のオフロード・スーパーカー
●250mmまでリフトアップ可能
トランスミッションは、ポルシェPDKをベースとしたものだが、強大なトルクを確実にタイヤへと伝えるため、ドライブシャフトはカイエン用のパーツを利用して強化されている。
サスペンション形式はフロントがダブルウイッシュボーンとなっているが、これは新規につくられたもの。悪路を走行する際、ショックアブソーバーが剛性パーツとして機能するストラット形式では、剛性が足りないとの判断から採用されている。
ショックアブソーバーはKWが新開発した、ソリッド・ピストン・ダンパーを採用。電子制御式の油圧リフトも装備されていて、オフロードでは最低地上高を250mmまで上げられるようになっている。減衰力は、DDC(ダイナミック・ダンピング・コントロール)システムによって、セッティングが可能。ポルシェの標準モードに加えて、グラベル/マッド/サンド/スノーという各モードが用意されたドライブモードを切り替えることで、ショックアブソーバーやトランスミッション、エンジン出力などを適切なものへと変更できる。
●40台限定、残りわずか
ホイールはセンターロック式の鍛造アルミ製。オンロード用はホイールがフロント20/リア21インチで、タイヤはミシュランのウルトラハイパフォーマンスをセット。オフロード用はホイールがフロント19/リア20インチと小さくなり、最高速度210km/h制限の、オールテレーンタイヤが装着されている。
さらに、オフロード専用車として使いたいオーナーのために、ライガーサスペンション製の、ラリー仕様サスペンションも用意されている。これを装備すると、車高はオフロード用で固定となる。
コックピットのデザインは、エレガントなものになった。MPGイエローを基調としたなかに、「カレラGT」にインスパイアされたカーボン製のミッドコンソールが設けられていて、各部にカーボンのアクセントが配されている。
センターコンソールには、ナンバリングが刻まれたシリアルプレートも装備。このMARSIENは、40台限定で発売されるのだが、10台限定のローンチエクスクルーシブはすでに完売。さらに、生産台数の半数もすでに売れてしまっていて、残りは数台、という状態となっている。
価格はベースとなる911ターボSに加えて、49万5000ユーロ(邦貨換算約6400万円)だ。日本での911ターボSの車両価格が2947万円(消費税込)なので、乗り出し価格は1億円からということになりそうだ。
最後に、MARSIENのスペックを紹介しよう。
・ベースモデル:ポルシェ911ターボS
・エンジン:RUFアップグレードツインターボ・フラット6
・最高出力:750ps(RUFステージ2:830ps)
・最大トルク:930Nm
・最高速度:330km/h(オンロードタイヤ装着時)
・0-100km/h:2.6秒
・エキゾースト:アクラポビッチ・チタンエキゾーストシステム
・サスペンション:Fダブルウイッシュボーン、Rマルチリンク KW・DDCC/HLS付きソリッド・ピストン・ダンパー
・地上高:オフロードモード250mm/オンロードモード120mm
・ディメンション:全長4714mm×全幅2030mm×全高1450mm(オフロードモード時)
・タイヤ&ホイール:センターロック式20/21インチ鍛造アルミ/ミシュラン・ウルトラハイパフォーマンスタイヤ(オンロード用)、センターロック式19/20インチMPG鍛造アルミ/オールテレーンタイヤ(オフロード用)
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