ベントレーがマッカランとタッグ! クルマとウイスキーの新たなコラボとは?

マッカランといえば、英国のシングルモルト スコッチウイスキーで有名なブランドだ。このブランドとベントレーが持続可能な未来に向けてタッグを組むことが明らかになった。

ベントレーがマッカランと新たなパートナーシップを結ぶ

 ベントレーが2021年7月6日に新型「フライングスパーハイブリッド」を発表したことは記憶に新しい。ここで、公開されたフライングスパーハイブリッドの写真を見て、背景の建築物を含むロケーションが気になった人は多いだろう。美しい湖沼地帯や自然と融合した建物など、ベントレーの「ビヨンド100戦略」を表現するに相応しいロケーションであった。

 実はフライングスパーハイブリッドの詳細が明らかにされた同じ日に、ベントレーからユニークなパートナーシップのニュースが配信された。このニュースにロケ地のヒントが隠されていた。

ロジャーズ・スターク・ハーバー+パートナーズが設計を担当したマッカランのビジターセンターをバックに、2台のハイブリッド版ベントレー
ロジャーズ・スターク・ハーバー+パートナーズが設計を担当したマッカランのビジターセンターをバックに、2台のハイブリッド版ベントレー

 ベントレーが今回特別なコラボレーションを展開することになったのは、シングルモルト スコッチウイスキー「マッカラン」である。

 そして、今回のパートナーシップの発表がおこなわれたのは、スコットランドのスペイサイド地方にあるザ・マッカランエステートであった。2018年に新しい蒸留所が完成した際に、同じく竣工したビジターセンターこそが、フライングスパーハイブリッドの背景にあるユニークな建築物であったのだ。

 蒸溜所とビジターセンターの設計コンセプトは、ロンドンを拠点に国際的な活躍をみせる建築事務所、ロジャーズ・スターク・ハーバー+パートナーズが担当。ロンドンのミレニアム ドームや、レンゾ・ピアノと共同でポンピドゥー・センターなどを手がけた建築家リチャード・ロジャースの事務所である。

●どうしてベントレーがウイスキーとコラボするのか

 リリースによると「卓越した技術、クラフトマンシップ、創造性、革新性に献身してきたという共通点を持ち、世界をリードする両ブランドは、いまも定評のある妥協のないエクセレンスを追求しつつ、持続可能性やそれぞれの業界における互いの知見を共有していく」とある。

 マッカランの熟練したウイスキー製造技術とベントレーモーターズの高級車の世界における専門知識を融合させることで、インスピレーションに満ちた新たな製品や体験を生み出し、より進歩的な世界へのコミットメントと調和する、時代を超越したラグジュアリーさをもたらすことが目的だ。

 具体的には、カーボンニュートラルにむけて共同して進んでいくことや、持続可能な原料の調達に関する革新的な研究をすること、サステナブルな地元のサプライヤーの調査に関し協力することなど、いくつかの主要分野に現在焦点が当てられている。さらに、共同開発の製品や、新しい顧客体験、コラボレーションイベントなど、今後数年間でさまざまなプロジェクトを実施していく予定とのこと。これらの詳細は、今後数か月のうちに発表される予定とのことなので、楽しみに待つとしよう。

【画像】ベントレーとマッカランのラグジーな世界観とは(10枚)

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