ダイハツの顔「カクカクシカジカ」が喋るテレビCMは令和で初

　ダイハツは、用品キャンペーンの新しいテレビCM「『生活必需品』篇」の放映を2021年7月から開始しました。CMでは、メガネをかけたシカのキャラクターが、いまの時代の「生活必需品」について意見を述べています。

　このシカの声を聞くのは随分久しぶりのように感じますが、喋ったのは果たして何年ぶりなのでしょうか。ダイハツの担当者に聞きました。

　CMに出演しているシカのキャラクターの名前は「カクカクシカジカ」（略称：カクシカ）といいます。

　ダイハツによると「クールでちょっとシニカル」な性格の評論家で、キャラクターデザインは「Suicaのペンギン」や千葉県のゆるキャラ「チーバくん」などでも知られるイラストレーターの坂崎千春さんによるものです。

　おもに、2008年に発売されたダイハツ「ムーヴコンテ」のテレビCMに登場していたほか、車種を限らないダイハツのエコカー補助金関連のテレビCMなどにも登場した経歴を持ちます。

　カクカクシカジカの声（CV）は2021年7月に放映開始されたCMで、初代を務めた俳優の生瀬勝久さんから、2代目として数多くのアニメで声優を担当する津田健次郎さんへバトンタッチ。

　放映開始時、SNSでは「久しぶりにダイハツのCMにカクシカが出ている」という旨の投稿が複数見られたほか、声が変わったことに対しても一部で話題となりました。

　ちなみに、カクカクシカジカは何年ぶりにテレビCMで喋ったことになるのでしょうか。ダイハツの担当者は次のように説明します。

「テレビCMの内容はおおきくわけて『本編』と『ぶら下がり』（本編の後ろにつくキャンペーン告知など）のふたつに分類されるのですが、カクカクシカジカの出演自体は2021年4月-6月に放映したぶら下がり以来となるので、久しぶりではありません。

　ただ、最後に喋ったのは2017年1月放映の『初売りフェアぶら下がり』以来となります。また、声もつく本編の出演は2016年12月放映の『初売りサキドリフェア』以来となります。そのため、カクカクシカジカがテレビCMで喋ったのは令和になってから初めてです」

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　ムーヴコンテは2017年に販売を終了していますが、カクカクシカジカの活躍はその後も続いています。

　テレビCM以外でも、子供向けの塗り絵コンテンツやLINEのダイハツ公式アカウントのアイコンに使用され、文字どおりダイハツの顔と呼べる存在です。

　初登場から10年以上経過したいま、4年ぶりにテレビCMで美声を披露したカクカクシカジカに、注目が集まっています。