環境意識が一段上に!? EV・脱炭素のYahoo!検索数に異変 「潮目」はどこにあったのか?

Yahoo!検索における「電気自動車(EV)」の検索数は、2020年後半に上昇し、年を越しても高い水準を維持しています。「コロナ後」のクルマに関するトレンドはどうなるのでしょうか。

リーフ、テスラ株で検索数が上昇 政府目標が決定打に

 電気自動車(EV)に対する人々の関心は、ここ数年でどのように変化したのでしょうか。

 ヤフーは2021年7月2日、昨今のクルマに関するトレンド傾向分析の一環として、「電気自動車(EV)」の結果を公表しました。

日産「リーフe+」(2019年1月発売)
日産「リーフe+」(2019年1月発売)

 クルマの「電動化」は、欧州や中国を中心に世界で進んでいます。日本もその流れの中にあり、たとえば国内メーカーのトヨタは2030年時点で電動車比率が欧州100%や日本95%など、日産は2030年代早期より主要市場の新型車すべてを電動車に、ホンダは2040年にはグローバルでのEV・FCV(燃料電池車)の販売比率100%を目指すなど、各社が目標を掲げ、取り組みを推進しています。

 今回公開された分析は、2015年第1週から2021年第24週(6月14日週)までの6年半における「電気自動車」「EV」の検索数の推移について、期間中の最大値を100に指数化した結果です。

「電気自動車」は、検索数が大きく増えているタイミングが期間中に何回かありました。

 2017年9月7日の日産の新型EV「リーフ」発表や、2019年5月21日のテスラ株大幅下落などがそうですが、最大を記録したのは2020年12月3日です。

 この日は「日本政府が2030年半ばにガソリンだけで走る新車の販売を禁止する」といった報道があり、検索はそれを受けたもので、数は、リーフやテスラ株の倍以上を記録しています。

 ちなみにこれより少し前の2020年10月ごろから「再生可能エネルギー」「ゼロエミッション」「脱炭素社会」「カーボンニュートラル」といった環境に関連するワードの検索数も上昇し、それ以降、2021年に入っても高い水準を概ね維持しています。

 分析では、「2030年半ばにガソリン車販売禁止」という報道が日本人の自動車に対する意識の変化の潮目になったのではと注目。そして「2020年後半から環境に対する意識のレイヤーがひとつ上がった、そういう風にも解釈できます」と論じています。

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