「めちゃ重い!」 昔は手動が当たり前!? いまや楽になった車のスイッチは複雑化し続けるのか
運転時に触れる部分も大きく変化している?
運転時に操作する可能性がある部分として、「シフトレバー」が挙げられます。
MT車/AT車のシフトレバーといえば棒状のものが主流で、インパネ部分にある「インパネ式」、そして運転席と助手席の間にある「フロア式」、ハンドルの根元から棒が伸びた「コラム式」などがあります。
近年では、国産車ではホンダ車や輸入車などで多く見られるようになった「ボタン式」も存在します。
また、ホンダ「CR-V」ではガソリン車は「インパネ式」、ハイブリッド車は「ボタン式」とエンジンによってことなっています。
この理由について、CR-Vの開発担当者は「ハイブリッド車には最先端なイメージがあるためボタン式を採用しています。なお、米国の上級モデルなどでもボタン式を採用しているケースがあります」と説明しています。
また、サイドブレーキも大きく進化した機能のひとつです。昔は、レバー式の「サイドブレーキ」が主流でしたが、その後に足踏み式の「パーキングブレーキ」が出てきました。
近年では、ボタンひとつで操作可能な「電動パーキングブレーキ」が増えつつあり、ボタン式のメリットとしては、省スペースなうえに力を入れなくてもしっかりとブレーキがかかる点があります。

また、最近のクルマでは先進安全運転支援機能が標準装備されつつあります。
そうした機能のスイッチは、ハンドルに集約されることで、運転時の視線移動や操作性を向上させています。
こうしたスイッチ類の変化について、とある自動車販売店スタッフは次のように話しています。
「ワイパーやウィンカー、ハザードなどクルマの走行にかかわる機能は当面物理ボタンとして形を残すと考えられます。
一方で、エアコンやオーディオやエンターテインメントにかかわる機能などは、ディスプレイオーディオなどに集約されると考えられます」
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時代の変化とともにクルマのスイッチ類も進化を遂げています。しかし、あまりにも膨大に数が増えると運転時などの操作性に支障をきたすことから、ハンドルやディスプレイオーディオなどに集約するものと、すぐに操作可能な物理スイッチとして残るものに分かれているようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


















