三菱が「新たな軽自動車」を投入へ! “背の高いワゴン”を示唆!? 新型「3列シートSUV」「グランディス」も登場? 「市場シェア拡大」目指し24年度決算を発表
三菱自動車工業は、2024年度の決算を発表しました。今後の商品投入計画の一部も明らかにしています。
新型車の投入でシェア拡大
三菱自動車工業(以下三菱)は2025年5月8日、2024年度の決算を発表しました。
発表のなかでは、今後の商品投入計画の一部も明らかにしています。

2024年度の売上高は2兆7882億円で、前年度からは増減なし、営業利益は1388億円で、前年度から27%減となりました。純利益は410億円で、73%減となっています。
いっぽう、小売販売台数は84万2000台で、前年度比から3ポイント増加しています。
2025年度の見通しでは、売上高は2兆9500億円で6%の増加、営業利益は1000億円で28%減、純利益は400億円で2%減を見込んでいます。
2025年度における各地域での販売計画は、ASEAN地域では需要堅調なセグメントに集中し、既存モデルの刷新と新型車の投入でシェアを拡大。オセアニアでは投入した新型車の販売強化により、シェアの維持を図ります。
北米では厳しく変化が多いなかで、コスト抑制を徹底し収益確保を優先、欧州では新型「アウトランダーPHEV」の販売拡大と、投入予定の新型車のローンチに注力していく方針です。
日本では、堅調な販売推移を維持し、台数・市場シェア拡大を目指していくとしています。
具体的な商品計画では、アウトランダーは日本・北米・欧州・オセアニアに続いてグローバルの展開を予定、2車種目のHEV(ハイブリッド)モデルとなる「エクスフォース」は他市場へも展開。
さらに、コンセプトカー「MITSUBISHI DST CONCEPT」の量産モデルとなる新たな3列SUVはASEAN各国へ展開するほか、日本では次世代軽乗用車を投入する予定としています。
なお、3列SUVの車名は現在のところ不明で、次世代軽乗用車についてもスーパーハイトワゴン風のシルエットが示されているのみで、どういったモデルになるかは明らかになっていません。
加えて、今後長期的な商品の投入予定としては、ASEAN地域では次期「エクスパンダー」「パジェロスポーツ」、グローバルモデルとして2つの新型車、アライアンスからのOEMとして「グランディス」のほか、コンパクトSUVのEV、ほか2車種のEVを予定していると示しています。
この軽自動車はパジェロミニ(絶対ない)